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高校野球

【センバツ出場校出身の現役プロ野球選手たち:関東&東京編】菅野、大田、小笠原と豪華な顔ぶれが揃う東海大相模。“機動破壊”の健大高崎は意外にも俊足選手は少ない?

筒居一孝(SLUGGER編集部)

2021.03.14

▼東海大甲府(山梨/5年ぶり6度目)
高橋周平(中日)/渡邉諒(日本ハム)/髙部瑛斗(ロッテ)

 春夏通じて19回の甲子園出場を誇る山梨屈指の強豪校。現在プロには3人が在籍するがいずれも野手である。高橋は甲子園出場は果たせなかったが、高校通算71本塁打。11年ドラフトでは、甲子園未出場の高卒選手では史上初の3球団競合の末、中日に入団した。2学年下の渡邉は、高橋とは寮で同部屋だった間柄で、12年夏に甲子園の土を踏んでいる。その渡邉よりさらに2学年下の髙部も15年夏の甲子園に出場しているが、3回戦で清宮幸太郎(日本ハム)を擁する早稲田実業に敗れた。

▼東海大相模(神奈川/2年連続12度目)
菅野智之(巨人)/田中広輔(広島)/大田泰示(日本ハム)/大城卓三(巨人)/菅野剛士(ロッテ)/渡辺勝(中日)/田中俊太(DeNA)/小笠原慎之介(中日)/吉田凌(オリックス)/遠藤成(阪神)

 甲子園優勝4度を誇る全国でも屈指の名門だけあって、卒業生も巨人のエース菅野智をはじめ錚々たる面々が揃う。菅野智と田中広は同期生だったが、田中広の方がレギュラーになるのが早く、2年時に甲子園に出場している反面、菅野智は一度もない。また、大田も在学当時は高校通算65本塁打の大型遊撃手として注目を集めていたが、甲子園には出られなかった。また、3年生に大城、2年生に菅野剛、渡辺、田中俊を擁した10年夏の甲子園では準優勝。翌年のセンバツでは1番打者として4割超の打率を残した渡辺の活躍もあって優勝を果たした。さらに15年夏にも小笠原と吉田のダブルエースを擁して全国制覇を成し遂げている。
 
▼東海大菅生(東京/6年ぶり4度目)
髙橋優貴(巨人)/勝俣翔貴(オリックス)

 現役プロ野球選手のOBは少ないが、甲子園には通算7度出場経験がある。ただ、髙橋は3年夏の都大会決勝で日大鶴ケ丘高に敗れ、甲子園の地は踏めないまま八戸学院大へ進学した。一方、1学年下の勝俣は3年時の15年春にセンバツへ出場し、高校日本代表にも選ばれたが、この年のドラフトでは指名漏れ。国際武道大を経てプロ入りしている。ちなみに、チームを率いる若林弘泰監督は1992~97年に投手として中日に在籍していた。

文●筒居一孝(SLUGGER編集部)

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