専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
MLB

全打席の実に50%以上が「本塁打・三振・四球」。大谷翔平はアダム・ダンだった!?<SLUGGER>

斎藤庸裕

2021.08.25

 表を一見すれば分かるように、「アダム・ダン率」が全打席の半分を超えている選手は、MLB全体でもギャロと大谷の2人しかいない。ギャロはここまで打率.207、29本塁打で四球(93)と三振(168)もリーグ最多と、ダンの正当な後継者と言ってもいい選手。そのギャロに次ぐ数字を残しているわけだから、大谷の「アダム・ダン率」は相当なものだ(もっとも、打率はダンやギャロほど低くないが)。

 近年、MLBではこのような「本塁打か三振か四球か」というタイプの選手が非常に増えている。これに対し、一部の識者やファンからは「アクションが減ってゲームがつまらなくなった」との声も聞かれる。
 
 投手としても大活躍し、塁に出れば快足を飛ばす大谷をつまらないと思うファンは皆無だろうが、同時に彼がいい意味でも悪い意味でも時代を象徴する「トレンド」の一翼を担っていることは間違いない。

 球界屈指のスプリントスピードを誇ることでも知られる大谷。もう少し三振を減らしてインプレーの打球を増やしてくれれば……というのはぜいたくすぎる願いだろうか。

構成●SLUGGER編集部

【PHOTO】世界が驚嘆する偉才・大谷翔平のキャリアを厳選ショットで一挙公開!花巻東、日ハム、エンジェルスでの活躍を振り返る
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号