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未来のスター候補性が揃ったプレミア12アメリカ代表を侮るな!

スラッガー編集部

2019.11.02

メジャーリーガ―不在が叫ばれた2008北京五輪代表は、のちにアリエタをはじめ数多くのスターを輩出した。(C)Getty Images

メジャーリーガ―不在が叫ばれた2008北京五輪代表は、のちにアリエタをはじめ数多くのスターを輩出した。(C)Getty Images

 他にも注目若手有望株が何人もいる。ゼイビア・エドワーズ(パドレス/20歳)は快足自慢の二塁手で、今季は1Aと1A+で計32盗塁を決めた。ボビー・ダルベック(レッドソックス/24歳)ブレント・ルッカー(ツインズ/24歳)はメジャー昇格間近のパワーヒッター。ダルベックは今季2Aと3Aで計27本塁打、ルッカーは3Aでの65試合で出塁率.399、OPS.933をマークしている。強打の捕手ドールトン・バーショ(ダイヤモンドバックス/23歳)、パワー&スピードが魅力の両打ち外野手ドリュー・ウェイターズ(ブレーブス/23歳)も、来季中にはメジャーデビューしている可能性が高い。投手ではスペンサー・ハワード(フィリーズ/23歳)に注目。プロ3年目の今季、大きく飛躍を遂げたパワーピッチャーで、将来のエース候補として期待されている。
 プロスペクトが揃ったアメリカ代表といえば、2008年の北京五輪が思い出される。この時のメンバーは、今振り返っても豪華な選手たちばかりだ。大学生で唯一、選ばれたスティーブン・ストラスバーグは翌年のドラフト全体1位でナショナルズに入団し、今季は最多勝、ワールドシリーズMVPを受賞した。他にも、ジェイク・アリエタ(現フィリーズ)はカブス時代の16年にサイ・ヤング賞を獲得。野手では、カーディナルスのリードオフを務めるデクスター・ファウラーがいた。

 ちなみに、この時のアメリカ代表は銅メダルを獲得。日本には2戦して2勝している。そう考えれば、今回もマイナーリーガーばかりだからといって決して侮ってはいけない。スーパーラウンドでは日本の強敵として立ちはだかる可能性も十分にあるのだ。

構成●スラッガー編集部

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