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MLB

筒香がポスティングでのMLB移籍を表明「小さい頃からの夢でした」

2019.10.29

正式にポスティングでのメジャー移籍を発表した筒香。幼少期からの思いがついに実現した。|写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

正式にポスティングでのメジャー移籍を発表した筒香。幼少期からの思いがついに実現した。|写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

10月29日、横浜DeNAベイスターズの筒香嘉智選手がホテル横浜ガーデンにて会見を開き、ポスティングシステムを利用してのメジャー移籍を表明した。

 いつにも増して引き締まった表情で登壇した筒香は開口一番、「私、筒香嘉智は、ポスティングシステムにてメジャー移籍を決めました」と語り、快諾してくれた球団への感謝を述べた。そして、プロで花開くまで苦労した中、「ファンの声援が力になりました」。今回の会見は、ファンへの気持ちを伝えるため、自身の成長を支えてくれた人たちに開いたものだとも明かした。

「世界一レベルの高い場所」としてMLBでの戦いに挑む覚悟を、誰に相談するでもなく、自らの意志で固めたという。そして、メジャーへの憧れは「小さい頃から、イチロー選手や松井秀喜選手が活躍している姿を見て」思いが強くなり、「プロ入り前から勝負したいと思っていました」とも語った。
 会見に先立って、筒香はニューヨークでアストロズ対ヤンキースのリーグ優勝決定シリーズも観戦。「本当に素晴らしい雰囲気の場所でしたし、レベルの高い場所だな」と、再認識したという。

 まだ移籍先も決まっていない状況とあって多くは口にしなかったものの、昔から秘めていたメジャーへの思いは節々に感じられるものだった。果たして、「日本の4番」は憧れの地でどこのユニフォームを着ることになるのか。遅くとも年内には、移籍先が決まることになるだろう。

〈筒香嘉智〉
つつごう・よしとも。和歌山県橋本市出身。横浜高校で通算69本塁打を記録し、2009年ドラフト1位指名で横浜ベイスターズに入団。NPB通算10年で968試合に出場し、打率.285、205本塁打、出塁率.382、OPS.910という成績を残し、2016年には44本塁打、110打点でタイトルを獲得。17年にはWBC日本代表に選出され、4番を務めた。

取材●新井裕貴(スラッガー編集部)

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