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プロ野球

【パ・リーグ6球団通信簿】オリックス、ロッテは高評価も3球団がまさかの「ガッカリ」<SLUGGER>

出野哲也

2021.12.13

▼ソフトバンク
60勝62敗21分 勝率.492(4位)
評価:ガッカリです(E)

 間違いなく12球団最も番期待を裏切ったチームと言っていいだろう。得失点差+71はオリックスを20点上回りリーグトップ、防御率と打率が1位、本塁打も1本差の2位。優勝できて当然の戦力だった。にもかかわらず借金2でx年ぶりのBクラスに転落してしまった。

 千賀滉大や森唯斗が長期欠場したのをはじめ、モイネロやグラシアルらもキューバ代表への参加や怪我などでいたりいなかったり。戦力が完全に揃っていた時期は確かになかった。だがそうした事情を考慮してもなお、年俸総額が楽天以外のパ・リーグ球団の倍以上だったチームとしては言い訳にならない。

▼日本ハム
55勝68敗20分 勝率.447(5位)
評価:ガッカリです(E)

 予想通り開幕から最下位に沈みっぱなしで、最終盤で5位に浮上したのも大してなぐさめにならなかった。上沢直之、伊藤大海ら投手陣は健闘していたが、攻撃陣は454得点で、下から2番目の西武から67点離される貧弱さ。暴力行為で追放された中田翔を筆頭に、西川遥輝、大田泰示らも大不振で、閉幕後に実質的な戦力外通告を受けた。
 
 中田を放出する際にフロントの説明がなかったり、人種差別疑惑も浮上したりと、成績以上にチームの雰囲気が悪かった点が最低評価の理由。そうした空気を一掃するには、新庄剛志新監督の招聘は必然だったかもしれない。

▼西武
55勝70敗18分 勝率.440(6位)
評価:ガッカリです(E)

 西武元年の1979年以来、42年ぶりの最下位に転落した。防御率3.94は、昨年より改善されたといってもなおリーグワースト。平良海馬の歴史的な好投は、抑えの増田達至が自身最悪級の不振に陥ったことで帳消しになった。

 野手陣も、期待通り働いたのは打率リーグ2位の森友哉と、例年通りの堅守だった源田壮亮だけ。20本塁打以上は山川穂高のみ、チーム全体で112本と山賊打線の面影はなく、投手陣を援護できなかった。特に誤算だったのは5人の外国人選手。61試合に投げたギャレット以外ほとんど戦力にならず、そのギャレットも含め全員解雇された。

文●出野哲也

【著者プロフィール】
いでの・てつや。1970年生まれ。『スラッガー』で「ダークサイドMLB――“裏歴史の主人公たち”」を連載中。NBA専門誌『ダンクシュート』にも寄稿。著書に『プロ野球 埋もれたMVPを発掘する本』『メジャー・リーグ球団史』(いずれも言視舎)。

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