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プロ野球

中日・立浪新監督、春季キャンプ打ち上げの手応えは?期待の若手たちにも言及

岩国誠

2022.02.26

 室内練習場では、そのひとり。ドラフト2位ルーキー・鵜飼航丞が、英智野手育成コーチ指導の元、守備の個別メニューに取り組んでいた。指揮官も一目を置くスイングスピードの速さを武器に、打撃での高い評価を得ている鵜飼だが、DHのないセ・リーグでレギュラーを掴むためには、最低限の守備技術は必要となる。

 この日は、捕球からスローイングに移行する際の腕の使い方や、足の運び、捕球の意識など、1時間以上をかけて、マンツーマン指導を受け、体に染み込ませていた。

「守備とバッティング、どちらもたくさん教えていただいて、両方で手応えはありました。いいところも課題も見つかったので、よかったなと思っています」

 立浪監督も直に打撃指導を行なうなど、周囲の期待を受けながら、ルーキー野手として、唯一の1軍キャンプ完走を果たした。

「最初は乗り越えられるか心配だったんですが、こうして乗り越えられたことで、自信になりました。打撃、守備だけでなく、体力面も走塁もレベルアップできたとは思っているんですが、まだまだ足りないところはいっぱいあるので、これからも頑張っていこうと思っています」

 ともにキャンプ1軍スタートだったブライト健太は、大島と入れ替わる形で読谷へ。その時、プロの厳しさを実感したという。

「やはりサバイバルだなと痛感しました。(一緒に読谷行きとなった)三好さんもホームランを打っていて、あれだけいいプレーをしているのに2軍となって、荷物を運び出すのを見て、プロの厳しさを感じました」
 
 キャンプは完走したが、本当の戦いはここから。起用が有力視されている左翼には、鵜飼のほかにも多くの選手が候補に上がる激戦区。レギュラーをつかむためには、ここからの実戦で結果が必要となってくる。

「期待してもらっているからには、使ってもらえるようにしたいと思います。ここまでの打席とかはプラスに捉えて、いいところも課題も出ましたが、それをしっかり活かして、オープン戦に挑みたいと思います」

 キャンプ最終日とされていたが、この日は他のキャンプのような手締めは行なわれず、各選手とも納得いくまで練習し、宿舎へと戻って行った。初キャンプを終えた立浪監督は、初めての春季キャンプにどの程度の手応えを感じているのか。

「多少、怪我人も出ましたし、雨も多くて実戦がちょっとできなかったところもありますが、順調に来れたと思います。あまり課題と言わないでほしいんですが、打線は去年よりいいと思います。秋から個々のレベルアップをとやってきましたが、レギュラークラスも随分良くなっている選手もいるので、そういう中では期待しています」

 さらに、自らを含め、熱血指導をしてきた若手たちにも言及した。

「岡林であったり、根尾であったり、石川であったり、新しく入った鵜飼であったり、非常に楽しみな選手はたくさんいますので、これから実戦でどんどん使って行こうかなと思います。ただ、今は積極的に試合に出ているわけですから、自分がレギュラーをとるんだっていう、気持ちをもう少し出してほしい。もちろんやってはいるんでしょうけど、もっとガムシャラにね。もちろん、技術が一番大事なんですが、そう言った気持ちの部分も大事だなって、そういう話もしました」

 開幕まで残り1か月。指揮官の期待に応え、昇竜軍団の旗頭となる新たなスターが、オープン戦で覚醒するのか。

取材・文●岩国誠


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