加えて気になるのが「打球方向」だ。前日までの18安打のうち、センターから右方向はわずか1本(二塁打)のみ。昨季は35.0%だった引っ張り割合が28.7%、一方で逆方向への割合は29.4%→35.0%まで上がっている。
モリーナから打った今季2号はライトスタンドへ運んだものだが、これは57マイル(約92キロ)の超スローボール。これだけ遅ければしっかり間を取れるのは当然と言えば当然。筒香は日本時代からスピードボールに苦戦しており、日本よりさらに球が速いメジャーでも平均150キロ(93マイル)以上のボールには通算打率.197、1本塁打(5月21日時点)しか打てていない。
【動画】打たれたモリーナが思わず苦笑い。筒香の久々に飛び出した今季第2号アーチをチェック
ネガティブな話ばかりになったが、筒香はメジャー1年目からこと選球眼に関しては優秀で、今季も四球率13.0%はMLB23位。空振り/スイング率も昨季から大きく改善させ、MLB全体でも上位20%に入る水準を維持している。
そうなると、あとはしっかりボールを強く叩くことだけ。
昨年途中のパイレーツ加入後は43試合で打率.268、8本塁打、OPS.883と活躍し、球団から3年契約もオファーされたという筒香。22日の試合後には、モリーナから打った一発よりも「その前の3打席の方がいい内容だった」とも語っている。開幕から1ヵ月半が過ぎ、本来の打撃を取り戻せるだろうか。
構成●SLUGGER編集部
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モリーナから打った今季2号はライトスタンドへ運んだものだが、これは57マイル(約92キロ)の超スローボール。これだけ遅ければしっかり間を取れるのは当然と言えば当然。筒香は日本時代からスピードボールに苦戦しており、日本よりさらに球が速いメジャーでも平均150キロ(93マイル)以上のボールには通算打率.197、1本塁打(5月21日時点)しか打てていない。
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ネガティブな話ばかりになったが、筒香はメジャー1年目からこと選球眼に関しては優秀で、今季も四球率13.0%はMLB23位。空振り/スイング率も昨季から大きく改善させ、MLB全体でも上位20%に入る水準を維持している。
そうなると、あとはしっかりボールを強く叩くことだけ。
昨年途中のパイレーツ加入後は43試合で打率.268、8本塁打、OPS.883と活躍し、球団から3年契約もオファーされたという筒香。22日の試合後には、モリーナから打った一発よりも「その前の3打席の方がいい内容だった」とも語っている。開幕から1ヵ月半が過ぎ、本来の打撃を取り戻せるだろうか。
構成●SLUGGER編集部
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