▼楽天
評価:がんばりましょう
9勝9敗 勝率.500(4位タイ) 50得点/56失点 得失点差:-6
交流戦前に比べ、1試合平均得点が3.76→2.78と急落。負け越しはかろうじて回避したとはいえ、消化不良感が残る戦いぶりだった。
得点力が急落した要因は、シーズン序盤は絶好調だった1番・西川遥輝の不振。交流戦は9試合連続無安打を含む打率.150と苦しみ、テーブルセッターとしての役割を果たせなかった。また、4番を打つ島内宏明も打率.188、新助っ人のマルモレホスは打率.105で6月10日に二軍降格して得点力不足に泣き続けた。
このため、田中将大は3試合いずれもQSを達成しながら3連敗するなど、昨年と同様に“ムエンゴ”に泣いた。一方、5月25日に一軍に昇格した辛島航が3先発で防御率0.54と意外な好投を見せたのは収穫だった。最後の2カードは連続して勝ち越し。11~12日の巨人戦は打線が爆発して大勝するなどいい形で交流戦を終えられたのは、17日から始まるソフトバンクとの首位攻防戦へ向けて大きい。
▼日本ハム
評価:まずまずです
8勝10敗 勝率.444(8位タイ) 69得点/66失点 得失点差:+3
負け越しはしたが収穫の多い交流戦だった。まず、投手陣は加藤貴之が交流戦史上3人目の防御率0.00を達成。シーズン序盤は不振だった上沢直之も完全に復調し、ビッグボスこと新庄剛志監督が“二刀流”として期待する上原健太も3先発で防御率1.10と結果を残した。
打線では清宮幸太郎が全18試合に出場してOPS.991の好成績。21歳の野村佑希、ルーキーの上川畑大悟は打率3割をクリアし、万波中正は低打率ながら3本塁打、9打点を叩き出すなど若手の成長が目立った。
もちろん、課題もないわけではない。救援防御率5.34は両リーグワースト。昨季の最優秀中継ぎ投手・堀瑞輝は8登板で防御率14.21と炎上し、ルーキーの北山亘基は2試合連続サヨナラ被弾を献上した。それでも、ようやく新しいチームの形が見えてきたのは大きな収穫。今後の戦いにも注目が集まる。
▼オリックス
評価:可もなく不可もなく
8勝10敗 勝率.444(8位タイ) 53得点/57失点 得失点差:-4
昨年の交流戦優勝チームだが、一転して8勝10敗と負け越し。特に6月は6連勝から5連敗とまるでジェットコースターのような戦いぶりで、リーグ順位も4位に後退してしまった。
主砲の吉田正尚が左足の故障でほとんど出られなかったこともあってか、6本塁打は広島の2本に次ぐ少なさ。ただ、そのうち3本は序盤に大不振だった杉本裕太郎が放ったもの。杉本は交流戦首位打者にも輝くなど、本塁打王に輝いた昨季の姿を取り戻しつつあるのは今後へ向けて好材料だ。
また、山本由伸を中心とする先発投手陣も3失点以上は3試合だけとさすがの安定感を誇った。リリーフ陣も数字はそれほど悪くなかったが、最後の5試合で計10失点と踏ん張れず、連敗の要因となってしまった。中嶋聡監督も投手陣を交流戦の課題に挙げており、リーグ戦再開後のカギになりそうだ。
構成●SLUGGER編集部
評価:がんばりましょう
9勝9敗 勝率.500(4位タイ) 50得点/56失点 得失点差:-6
交流戦前に比べ、1試合平均得点が3.76→2.78と急落。負け越しはかろうじて回避したとはいえ、消化不良感が残る戦いぶりだった。
得点力が急落した要因は、シーズン序盤は絶好調だった1番・西川遥輝の不振。交流戦は9試合連続無安打を含む打率.150と苦しみ、テーブルセッターとしての役割を果たせなかった。また、4番を打つ島内宏明も打率.188、新助っ人のマルモレホスは打率.105で6月10日に二軍降格して得点力不足に泣き続けた。
このため、田中将大は3試合いずれもQSを達成しながら3連敗するなど、昨年と同様に“ムエンゴ”に泣いた。一方、5月25日に一軍に昇格した辛島航が3先発で防御率0.54と意外な好投を見せたのは収穫だった。最後の2カードは連続して勝ち越し。11~12日の巨人戦は打線が爆発して大勝するなどいい形で交流戦を終えられたのは、17日から始まるソフトバンクとの首位攻防戦へ向けて大きい。
▼日本ハム
評価:まずまずです
8勝10敗 勝率.444(8位タイ) 69得点/66失点 得失点差:+3
負け越しはしたが収穫の多い交流戦だった。まず、投手陣は加藤貴之が交流戦史上3人目の防御率0.00を達成。シーズン序盤は不振だった上沢直之も完全に復調し、ビッグボスこと新庄剛志監督が“二刀流”として期待する上原健太も3先発で防御率1.10と結果を残した。
打線では清宮幸太郎が全18試合に出場してOPS.991の好成績。21歳の野村佑希、ルーキーの上川畑大悟は打率3割をクリアし、万波中正は低打率ながら3本塁打、9打点を叩き出すなど若手の成長が目立った。
もちろん、課題もないわけではない。救援防御率5.34は両リーグワースト。昨季の最優秀中継ぎ投手・堀瑞輝は8登板で防御率14.21と炎上し、ルーキーの北山亘基は2試合連続サヨナラ被弾を献上した。それでも、ようやく新しいチームの形が見えてきたのは大きな収穫。今後の戦いにも注目が集まる。
▼オリックス
評価:可もなく不可もなく
8勝10敗 勝率.444(8位タイ) 53得点/57失点 得失点差:-4
昨年の交流戦優勝チームだが、一転して8勝10敗と負け越し。特に6月は6連勝から5連敗とまるでジェットコースターのような戦いぶりで、リーグ順位も4位に後退してしまった。
主砲の吉田正尚が左足の故障でほとんど出られなかったこともあってか、6本塁打は広島の2本に次ぐ少なさ。ただ、そのうち3本は序盤に大不振だった杉本裕太郎が放ったもの。杉本は交流戦首位打者にも輝くなど、本塁打王に輝いた昨季の姿を取り戻しつつあるのは今後へ向けて好材料だ。
また、山本由伸を中心とする先発投手陣も3失点以上は3試合だけとさすがの安定感を誇った。リリーフ陣も数字はそれほど悪くなかったが、最後の5試合で計10失点と踏ん張れず、連敗の要因となってしまった。中嶋聡監督も投手陣を交流戦の課題に挙げており、リーグ戦再開後のカギになりそうだ。
構成●SLUGGER編集部
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