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プロ野球

【2022ドラフト候補ランキング最終版|31~50位】社会人ベストナイン投手の河野、大阪桐蔭のエース・川原が登場<SLUGGER>

西尾典文

2022.10.10

▼38位:河野佳[投手・大阪ガス](前回順位:12位)
(かわの・けい/右投右打/広陵高)
 高卒3年目にして社会人トップに上り詰めた実戦派右腕。広陵高ではエースとして出場した3年春のセンバツで最速150キロをマークして注目を集めた。昨年の日本選手権でも151キロをマークしているが、持ち味はスピードよりもコントロールと投球術。昨年は日本選手権、都市対抗でいずれも圧巻のピッチングを見せ、社会人野球の年間ベストナインにも選ばれている。今年は相手の厳しい研究もあってかなかなか結果が出ず、都市対抗でも初戦で敗れたが、昨年の状態に戻ればプロでも早くから活躍が期待できるだろう。
タイプ診断:#先発タイプ

▼39位:川原嗣貴[投手・大阪桐蔭高](前回順位:42位)
(かわはら・しき/右投左打)
 この春大きく評価を上げた大型右腕。昨年秋と比べても明らかにフォームの安定感、腕の振りの力強さがアップし、ピッチングに凄みが出てきた。190㎝近い長身でも体の使い方が上手く、コントロールも安定している。選抜高校野球ではエース格として活躍し、チームの優勝にも大きく貢献。夏の前には少し調子を落としていたが、夏の甲子園ではしっかりと修正し、大会後に行われたU-18W杯でも見事な投球を見せた。
タイプ診断:#大型右腕

▼40位:戸井零士[遊撃手・天理高](前回順位:33位)
(とい・れいじ/右投右打)
 今年の高校球界を代表する強打のショート。たくましい体格だが軽快なフットワークで膝の使い方、グラブさばきにも柔らかさがあり、難しいバウンドも難なく処理する。少し加減したような送球が目立つのは課題だが、地肩の強さも十分。また打撃も下半身が強く、緩急にしっかり対応して広角に強く弾き返すことができる。夏の甲子園では2回戦で敗れたものの、初戦では3安打を放つなどさすがの存在感を示した。
タイプ診断:#打てるショート
▼41位:萩尾匡也[外野手・慶応大](前回順位:47位)
(はぎお・まさや/右投右打/文徳高)
 抜群の長打力と運動能力が光る外野手。完全にレギュラーとなったのはこの春からだが、5本塁打、17打点といずれもリーグトップの成績を残し、見事ベストナインにも輝いた。インパクトの強いバッティングで右方向にも飛距離が出るのが持ち味。脚力も素晴らしいものがあるが、外野の守備は捕球、送球ともに不安定だけに、秋はその課題を解消できるかがポイントになるだろう。
タイプ診断:#右の強打者

▼42位:三塚琉生[外野手・桐生第一高](前回順位:46位)
(みつか・るい/左投左打)
 北関東を代表する左のスラッガー。昨年夏は2番打者ながら長打を連発し、新チームからは不動の中軸として活躍している。無駄な動きの少ないスイングで対応力も高く、この春はさらに飛距離もアップした。投手としても140キロを超えるスピードを誇るなど、外野から見せる強肩も魅力。外野手としての総合力は全国でも屈指の存在だ。
タイプ診断:#大型外野手

▼43位:森下瑠大[投手・京都国際高](前回順位:圏外)
(もりした・りゅうだい/左投左打)
 今年の高校球界を代表するサウスポー。ストレートは140キロ前後だが、同じ腕の振りであらゆる球種を操り、投球術は高校生離れしたものがある。春にヒジを痛め、夏の甲子園直前にも腰を痛めるなど最後は本調子ではなかったが、それでも素質の片鱗を見せた。気になるのはヒジの回復具合。一時は手術も検討していたとのことで、リハビリに時間がかかる可能性も高い。長い目で考えられるかによって、評価が分かれることになりそうだ。
タイプ診断:#甲子園の星

▼44位:大野稼頭央[投手・大島高](前回順位:圏外)
(おおの・かずお/左投左打)
 九州ナンバーワンサウスポー。細身だが体の使い方が上手く、スムーズに肘が高く上がり、ボールの角度は素晴らしいものがある。110キロ台のカーブと100キロ弱のスローカーブをしっかり投げ分けて操り、遅いボールを使うのが上手い。選抜では守備の乱れもあって初戦で敗れたが、夏は140キロ台中盤をマークするなどスピードアップし、成長を見せた。フィールディングや打撃など投げる以外のプレーも高レベルだ。
タイプ診断:#将来性◎
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