▼45位:下山悠介[三塁手・慶応大](前回順位:38位)
(しもやま・ゆうすけ/右投左打/慶応高)
下級生の頃から常勝軍団を支える強打の内野手で、東京六大学では現役2位となるリーグ戦通算69安打を記録している。この春は打率.250と厳しいマークに苦しんだが、それでも2本のホームランを放ち、4割近い出塁率を残すなど存在感を見せている。脚力も申し分なく、サード、セカンドと複数のポジションを守ることができるのも魅力だ。
タイプ診断:ヒットメーカー、ユーティリティ
46位:林琢真[二塁手・駒沢大](前回順位:圏外)
(はやし・たくま/右投左打/東邦高)
東都を代表する強打のセカンド。上背はないが、当て逃げすることなくしっかりフルスウィングすることができており、打球の速さも目立つ。昨年まではミスショットが多かったが、今年は確実性もアップしてきた。6月の大学日本代表候補合宿では50メートル走で矢沢に次ぐタイムをマークしており脚力も十分。大学ジャパンでは本職ではない外野も無難にこなした。
タイプ診断:#万能型
47位:才木海翔[投手・大阪経済大](前回順位:30位)
(さいき・かいと/右投右打/北海道栄高)
今年の関西の大学球界を代表する本格派右腕。春先は調子が上がらず、短いイニングでの登板も多かったが、徐々に調子を上げてリーグ戦終盤は先発としても結果を残した。少しテイクバックで右肩が下がるフォームで高めに浮くボールも目立つが、指にかかった時の150キロ前後のストレートは勢い十分。本来の調子を取り戻すことができれば、高い順位でのプロ入りも見えてくるだろう。
タイプ診断:#火の玉ストレート ▼48位:吉田賢吾[捕手・桐蔭横浜大](前回順位:34位)
(よしだ・けんご/右投右打/横浜商大高)
神奈川大学リーグを代表する強打の捕手。2年秋からクリーンアップを任されると、これまでリーグ戦通算打率4割をマークしている。年々長打力もアップし、この春は1試合3本塁打を含む6本塁打を放ち、三冠王にも輝いた。スローイングの精度は少し課題だが地肩も決して悪くない。打てる捕手として貴重な存在と言えるだろう。
タイプ診断:#打てる捕手
49位:松山晋也[投手・八戸学院大](前回順位:圏外)
(まつやま・しんや/右投右打/八戸学院野辺地西高)
安定感は乏しいが、スピードは大学球界全体でもトップクラス。100球以上投げてもストレートの平均は150キロ近い数字をマークする。アウトステップするが、真上から腕が振れ、ボールの角度も抜群。フォーク以外の変化球はストライクが入らず、クイックができないなど課題も多いものの、スケールの大きさは魅力。リリーフで大成することも期待できるだろう。
タイプ診断:#剛腕
50位:田村朋輝[投手・酒田南高](前回順位:圏外)
(たむら・ともき/右投右打)
2年時から評判の本格派右腕。昨年秋はまだまだ細く、重心の上下動も大きくばらつきも目立ったが、この春は明らかに体が一回り大きくなり、ボールの威力も増した。ただその一方でアップした出力をまだコントロールしきれておらず、変化球も全体的に変化が早い印象を受ける。素材の良さは誰が見てもわかるだけに、どう上手くまとめていくか、コーチの手腕が問われる投手と言えそうだ。
タイプ診断:#未完の大器
文●西尾典文
【著者プロフィール】
にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間400試合以上を取材。2017年からはスカイAのドラフト中継で解説も務め、noteでの「プロアマ野球研究所(PABBlab)」でも多くの選手やデータを発信している。
(しもやま・ゆうすけ/右投左打/慶応高)
下級生の頃から常勝軍団を支える強打の内野手で、東京六大学では現役2位となるリーグ戦通算69安打を記録している。この春は打率.250と厳しいマークに苦しんだが、それでも2本のホームランを放ち、4割近い出塁率を残すなど存在感を見せている。脚力も申し分なく、サード、セカンドと複数のポジションを守ることができるのも魅力だ。
タイプ診断:ヒットメーカー、ユーティリティ
46位:林琢真[二塁手・駒沢大](前回順位:圏外)
(はやし・たくま/右投左打/東邦高)
東都を代表する強打のセカンド。上背はないが、当て逃げすることなくしっかりフルスウィングすることができており、打球の速さも目立つ。昨年まではミスショットが多かったが、今年は確実性もアップしてきた。6月の大学日本代表候補合宿では50メートル走で矢沢に次ぐタイムをマークしており脚力も十分。大学ジャパンでは本職ではない外野も無難にこなした。
タイプ診断:#万能型
47位:才木海翔[投手・大阪経済大](前回順位:30位)
(さいき・かいと/右投右打/北海道栄高)
今年の関西の大学球界を代表する本格派右腕。春先は調子が上がらず、短いイニングでの登板も多かったが、徐々に調子を上げてリーグ戦終盤は先発としても結果を残した。少しテイクバックで右肩が下がるフォームで高めに浮くボールも目立つが、指にかかった時の150キロ前後のストレートは勢い十分。本来の調子を取り戻すことができれば、高い順位でのプロ入りも見えてくるだろう。
タイプ診断:#火の玉ストレート ▼48位:吉田賢吾[捕手・桐蔭横浜大](前回順位:34位)
(よしだ・けんご/右投右打/横浜商大高)
神奈川大学リーグを代表する強打の捕手。2年秋からクリーンアップを任されると、これまでリーグ戦通算打率4割をマークしている。年々長打力もアップし、この春は1試合3本塁打を含む6本塁打を放ち、三冠王にも輝いた。スローイングの精度は少し課題だが地肩も決して悪くない。打てる捕手として貴重な存在と言えるだろう。
タイプ診断:#打てる捕手
49位:松山晋也[投手・八戸学院大](前回順位:圏外)
(まつやま・しんや/右投右打/八戸学院野辺地西高)
安定感は乏しいが、スピードは大学球界全体でもトップクラス。100球以上投げてもストレートの平均は150キロ近い数字をマークする。アウトステップするが、真上から腕が振れ、ボールの角度も抜群。フォーク以外の変化球はストライクが入らず、クイックができないなど課題も多いものの、スケールの大きさは魅力。リリーフで大成することも期待できるだろう。
タイプ診断:#剛腕
50位:田村朋輝[投手・酒田南高](前回順位:圏外)
(たむら・ともき/右投右打)
2年時から評判の本格派右腕。昨年秋はまだまだ細く、重心の上下動も大きくばらつきも目立ったが、この春は明らかに体が一回り大きくなり、ボールの威力も増した。ただその一方でアップした出力をまだコントロールしきれておらず、変化球も全体的に変化が早い印象を受ける。素材の良さは誰が見てもわかるだけに、どう上手くまとめていくか、コーチの手腕が問われる投手と言えそうだ。
タイプ診断:#未完の大器
文●西尾典文
【著者プロフィール】
にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間400試合以上を取材。2017年からはスカイAのドラフト中継で解説も務め、noteでの「プロアマ野球研究所(PABBlab)」でも多くの選手やデータを発信している。
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