▼26位:高野脩汰[投手・日本通運](前回順位:25位)
(たかの・しゅうた/左投左打/出雲商高→関西大)
社会人のサウスポーでは長谷部銀次(トヨタ自動車)と並んで注目を集めている存在。豪快な腕の振りが魅力で、関西大では森翔平(広島)と二枚看板として活躍し、明治神宮大会でも好投を見せた。真上から腕が振れ、ボールの角度は抜群で、ストレートも140キロ台後半をマークする。昨年は大事な試合での登板は少なかったが、今年は都市対抗予選でも好投を見せた。
タイプ診断:#ボールの角度◎
▼27位:松井颯[投手・明星大](前回順位:39位)
(まつい・はやて/右投右打/花咲徳栄高)
首都リーグ二部で注目を集めている本格派右腕。花咲徳栄では控え投手だったが、大学で着実に実力をつけてこの春からエースへと成長した。ストレートはコンスタントに150キロに迫り、スライダー、チェンジアップなど縦の変化球も打者の手元で鋭く変化する。残念ながら一部昇格は逃したが、投手としての総合力はリーグでも屈指の存在だ。
タイプ診断:#二部リーグの実力派
▼28位:山田陽翔[投手・近江高](前回順位:36位)
(やまだ・はると/右投右打)
下級生の頃から甲子園で活躍している高校生右腕。今年春のセンバツでは京都国際の辞退による急遽の出場ながら、見事なピッチングを見せてチームを決勝進出に導くと、夏の甲子園でもさらに成長した姿を見せた。上背はそれほどないものの高い位置から腕を振ることができ、角度のあるストレートと縦の変化球は一級品。ピンチに強く、走者を背負ってからも粘ることができるのも魅力だ。
タイプ診断:#甲子園の星
▼29位:田中晴也[投手・日本文理高](前回順位:9位)
(たなか・はるや/右投左打)
投打ともにスケールの大きさが魅力の大型右腕。昨年夏はエースとして甲子園に出場し、最速147キロをマークしてスカウト陣の注目を集めた。秋は北信越大会の準々決勝、春は県大会の決勝で敗れたものの(春の県大会決勝は登板せず)、コントロールも変化球も順調にレベルアップしている印象を受ける。夏の甲子園はマメを潰した影響で本来の投球はできなかったが、それでも最速は148キロをマークし、ポテンシャルの高さを見せた。素材の良さは今年の高校生の中でも屈指の存在だ。
タイプ診断:#将来性◎
▼30位:門脇誠[遊撃手・創価大](前回順位:29位)
(かどわき・まこと/右投左打/創価高)
小柄ながら抜群のパンチ力が光る強打のショート。高校時代は守備が目立つタイプだったが、大学進学後に見違えるようにパワーアップを果たした。2年秋の横浜市長杯では2本のホームランを放ち、3年秋のリーグ戦は首位打者と打点王のタイトルも獲得。今年の春もチームは優勝を逃したものの、3割を大きく超える打率を残してベストナインに輝いた。強肩でも目立つ存在で、プロでもショートで勝負できる素材だろう。
タイプ診断:#パンチ力◎
文●西尾典文
【著者プロフィール】
にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間400試合以上を取材。2017年からはスカイAのドラフト中継で解説も務め、noteでの「プロアマ野球研究所(PABBlab)」でも多くの選手やデータを発信している。
(たかの・しゅうた/左投左打/出雲商高→関西大)
社会人のサウスポーでは長谷部銀次(トヨタ自動車)と並んで注目を集めている存在。豪快な腕の振りが魅力で、関西大では森翔平(広島)と二枚看板として活躍し、明治神宮大会でも好投を見せた。真上から腕が振れ、ボールの角度は抜群で、ストレートも140キロ台後半をマークする。昨年は大事な試合での登板は少なかったが、今年は都市対抗予選でも好投を見せた。
タイプ診断:#ボールの角度◎
▼27位:松井颯[投手・明星大](前回順位:39位)
(まつい・はやて/右投右打/花咲徳栄高)
首都リーグ二部で注目を集めている本格派右腕。花咲徳栄では控え投手だったが、大学で着実に実力をつけてこの春からエースへと成長した。ストレートはコンスタントに150キロに迫り、スライダー、チェンジアップなど縦の変化球も打者の手元で鋭く変化する。残念ながら一部昇格は逃したが、投手としての総合力はリーグでも屈指の存在だ。
タイプ診断:#二部リーグの実力派
▼28位:山田陽翔[投手・近江高](前回順位:36位)
(やまだ・はると/右投右打)
下級生の頃から甲子園で活躍している高校生右腕。今年春のセンバツでは京都国際の辞退による急遽の出場ながら、見事なピッチングを見せてチームを決勝進出に導くと、夏の甲子園でもさらに成長した姿を見せた。上背はそれほどないものの高い位置から腕を振ることができ、角度のあるストレートと縦の変化球は一級品。ピンチに強く、走者を背負ってからも粘ることができるのも魅力だ。
タイプ診断:#甲子園の星
▼29位:田中晴也[投手・日本文理高](前回順位:9位)
(たなか・はるや/右投左打)
投打ともにスケールの大きさが魅力の大型右腕。昨年夏はエースとして甲子園に出場し、最速147キロをマークしてスカウト陣の注目を集めた。秋は北信越大会の準々決勝、春は県大会の決勝で敗れたものの(春の県大会決勝は登板せず)、コントロールも変化球も順調にレベルアップしている印象を受ける。夏の甲子園はマメを潰した影響で本来の投球はできなかったが、それでも最速は148キロをマークし、ポテンシャルの高さを見せた。素材の良さは今年の高校生の中でも屈指の存在だ。
タイプ診断:#将来性◎
▼30位:門脇誠[遊撃手・創価大](前回順位:29位)
(かどわき・まこと/右投左打/創価高)
小柄ながら抜群のパンチ力が光る強打のショート。高校時代は守備が目立つタイプだったが、大学進学後に見違えるようにパワーアップを果たした。2年秋の横浜市長杯では2本のホームランを放ち、3年秋のリーグ戦は首位打者と打点王のタイトルも獲得。今年の春もチームは優勝を逃したものの、3割を大きく超える打率を残してベストナインに輝いた。強肩でも目立つ存在で、プロでもショートで勝負できる素材だろう。
タイプ診断:#パンチ力◎
文●西尾典文
【著者プロフィール】
にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間400試合以上を取材。2017年からはスカイAのドラフト中継で解説も務め、noteでの「プロアマ野球研究所(PABBlab)」でも多くの選手やデータを発信している。