キャッチボールが終わると、この日はそのままブルペンへ。澤村が足を踏み入れると、空気が変わったように感じられた。このとき、澤村のボールを受けた捕手の柿沼友哉はこう言う。
「ブルペンは試合に近い形がいいと思うので、外から見ていて緊張感が感じられることはいいことだと思います。そうした空気は周囲に伝わりますし、よりいい緊張感でピッチャーも投げられていると思います。空気をバチッと変えられるっていうのは、すごいところだと思いますね」
以前、筆者は、「試合ではいろいろな負荷がかかるので、必要以上に心身が疲弊するし、思い通りにならないことの方が多い」と聞いたことがある。まだキャンプの段階だが、日常的に適度な緊張感がある中で練習することは、技術面だけでなく、精神面も鍛えられる。澤村がもたらす緊張感は投手陣にいい影響を与えていくのではないだろうか。
2月14日から沖縄本島での練習試合が始まったが、澤村は石垣島に残り、自らの仕事を全うするべく調整を続けている。澤村という強烈な個性から、各選手がどんな刺激を受け、自らに還元していくのか。34歳の存在によって起こる化学反応を期待したい。
取材・文●岩国誠
【著者プロフィール】
岩国誠(いわくにまこと):1973年3月26日生まれ。32歳でプロ野球を取り扱うスポーツ情報番組のADとしてテレビ業界入り。Webコンテンツ制作会社を経て、フリーランスに転身。それを機に、フリーライターとしての活動を始め、現在も映像ディレクターとwebライターの二刀流でNPBや独立リーグの取材を行っている。
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「ブルペンは試合に近い形がいいと思うので、外から見ていて緊張感が感じられることはいいことだと思います。そうした空気は周囲に伝わりますし、よりいい緊張感でピッチャーも投げられていると思います。空気をバチッと変えられるっていうのは、すごいところだと思いますね」
以前、筆者は、「試合ではいろいろな負荷がかかるので、必要以上に心身が疲弊するし、思い通りにならないことの方が多い」と聞いたことがある。まだキャンプの段階だが、日常的に適度な緊張感がある中で練習することは、技術面だけでなく、精神面も鍛えられる。澤村がもたらす緊張感は投手陣にいい影響を与えていくのではないだろうか。
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取材・文●岩国誠
【著者プロフィール】
岩国誠(いわくにまこと):1973年3月26日生まれ。32歳でプロ野球を取り扱うスポーツ情報番組のADとしてテレビ業界入り。Webコンテンツ制作会社を経て、フリーランスに転身。それを機に、フリーライターとしての活動を始め、現在も映像ディレクターとwebライターの二刀流でNPBや独立リーグの取材を行っている。
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