この試合ではチーム全体で３盗塁と、過去２試合とは違う機動力野球を見せた栗山監督。これについて「相手も違うし試合内容や展開も違うので、“どんな試合にも対応できるチームになりたい”と最初に掲げた思いがある。出るメンバーが変われば点の取り方も変わるということ。戦いの幅を広げていかなければいけないなかで、次の塁を積極的に狙うという部分も含めて、今日は選手たちが自分のいい形でやってくれた。もっともっと戦いの幅を広げられるように頑張ります」とその意図を明かした。
  　この試合は東北でパブリックビューイングが行なわれていたという。「（被災地に対し）何もできない自分の申し訳なさを感じていて、僕らが何かできるというわけではないんですが、悲しい思いや苦しい思いをされた方がそれを忘れられるように、ただ一生懸命に試合をやろうと思っていました。朗希を含めて東北出身の選手たちがジャパンにいるなかで、それぞれいろんな思いがあったと思いますけど、もし今日の試合を観ていただいて、少しでも楽しかったり、笑顔になれたり、元気になっていただけたら幸せ」と、被災地の方々へメッセージを贈った。

　次戦はオーストラリアとの一戦。全勝でグループリーグを突破できるか注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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