▼5位:森煌誠(徳島商)
“川上憲伸二世”という声もある大型右腕。2年時から評判だったが、一冬超えて体格が一回り大きくなり、スピードもコントロールもレベルアップした印象を受ける。この夏の徳島大会では5試合すべてを一人で投げ抜き、3失点の好投でチームを優勝に導いた。甲子園でも持ち味である強気の投球に注目だ。
▼4位:湯田統真(仙台育英)
強力投手陣の一角を担う最速153キロ右腕。背番号こそ10ながら、宮城大会では準々決勝の東北戦で12奪三振完封と圧巻の投球を見せ、主戦としての役割を果たした。須江航監督も今年の右投手では全国No.1と語るほどで、最後の夏の甲子園で大ブレイクすることも十分に期待できるだろう。
▼3位:福田幸之介(履正社)
最終学年で急成長を遂げた大型左腕。夏の大阪大会で最速151キロをマークし、決勝では世代No.1の呼び声高い前田悠伍(大阪桐蔭)に投げ勝って見事完封勝利をおさめた。センバツでは不安定だった制球力も明らかに改善。強気に内角を攻める投球が持ち味で、サウスポーらしいボールの角度も光る。甲子園でも大阪桐蔭戦の際現に期待だ。 ▼2位:高橋煌稀(仙台育英)
強力投手陣の不動のエース。安定したフォームでコーナーを突く制球力を備え、春以降はスピードアップし150キロ近いストレートを投げ込むまでになった。宮城大会では登板数は少なかったものの、決勝では4回を被安打1、無失点とさすがの投球を見せている。夏の甲子園連覇のためにはやはり高橋の投球が大きなポイントとなるだろう。
▼1位:平野大地(専大松戸)
最速151キロを誇る関東屈指の本格派右腕。夏の千葉大会では準決勝で早々に降板し、決勝では登板がなかったが、それでも度々150キロを超えるスピードをマークしており、出力の高さは本物だ。高校から投手に転向したという経験の浅さは課題ではあるものの、逆に将来性も感じる。素材の良さは誰しもが認めるところだけに、センバツに続く快投に期待したい。
文●西尾典文
【著者プロフィール】
にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間400試合以上を取材。2017年からはスカイAのドラフト中継で解説も務め、noteでの「プロアマ野球研究所(PABBlab)」でも多くの選手やデータを発信している。
“川上憲伸二世”という声もある大型右腕。2年時から評判だったが、一冬超えて体格が一回り大きくなり、スピードもコントロールもレベルアップした印象を受ける。この夏の徳島大会では5試合すべてを一人で投げ抜き、3失点の好投でチームを優勝に導いた。甲子園でも持ち味である強気の投球に注目だ。
▼4位:湯田統真(仙台育英)
強力投手陣の一角を担う最速153キロ右腕。背番号こそ10ながら、宮城大会では準々決勝の東北戦で12奪三振完封と圧巻の投球を見せ、主戦としての役割を果たした。須江航監督も今年の右投手では全国No.1と語るほどで、最後の夏の甲子園で大ブレイクすることも十分に期待できるだろう。
▼3位:福田幸之介(履正社)
最終学年で急成長を遂げた大型左腕。夏の大阪大会で最速151キロをマークし、決勝では世代No.1の呼び声高い前田悠伍(大阪桐蔭)に投げ勝って見事完封勝利をおさめた。センバツでは不安定だった制球力も明らかに改善。強気に内角を攻める投球が持ち味で、サウスポーらしいボールの角度も光る。甲子園でも大阪桐蔭戦の際現に期待だ。 ▼2位:高橋煌稀(仙台育英)
強力投手陣の不動のエース。安定したフォームでコーナーを突く制球力を備え、春以降はスピードアップし150キロ近いストレートを投げ込むまでになった。宮城大会では登板数は少なかったものの、決勝では4回を被安打1、無失点とさすがの投球を見せている。夏の甲子園連覇のためにはやはり高橋の投球が大きなポイントとなるだろう。
▼1位:平野大地(専大松戸)
最速151キロを誇る関東屈指の本格派右腕。夏の千葉大会では準決勝で早々に降板し、決勝では登板がなかったが、それでも度々150キロを超えるスピードをマークしており、出力の高さは本物だ。高校から投手に転向したという経験の浅さは課題ではあるものの、逆に将来性も感じる。素材の良さは誰しもが認めるところだけに、センバツに続く快投に期待したい。
文●西尾典文
【著者プロフィール】
にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間400試合以上を取材。2017年からはスカイAのドラフト中継で解説も務め、noteでの「プロアマ野球研究所(PABBlab)」でも多くの選手やデータを発信している。
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