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プロ野球

【現役ドラフトを考える Vol.3】新天地でチャンスをつかめ! THE DIGESTが選ぶ現役ドラフト移籍候補12人

出野哲也

2019.12.16

●飯田優也(阪神)
ここ2年は不調ながら、数年前までソフトバンクの左の中継ぎとして活躍し、年齢もまだ30歳。このタイプは何人いても困らないこともあり、高梨雄平の負担が大きい楽天、ブルペンが酷使されがちなDeNAなら登板機会も多そう。

●石川慎吾(巨人)
17年は一軍で99試合に出場し、19年も70打数で4本塁打。右の代打としてだけでなく、ムードメーカーとしての価値も高い。外野手の年齢が高い中日や、谷口、松本が指名される場合は日本ハムへの出戻りもあり得る。
 
●石川駿(中日)
一軍での実績はほとんどないが、二軍では毎年好成績。19年も打率.317でウエスタン・リーグ首位打者、OPSも.811と優秀だった。来季30歳と年齢が高いのはマイナス材料ながら、三塁が固定できていないオリックスは試してみる価値がある。

●永江恭平(西武)
打力が弱いために一軍に定着できず、源田壮亮の出現で西武では完全に居場所を失ってしまった。それでも遊撃守備には定評があり、二遊間の層が薄いチームなら良い補強になる。遊撃手の失策が多い阪神、菊池涼介が抜けそうな広島が候補。

文●出野哲也

【著者プロフィール】
いでの・てつや。1970年生まれ。『スラッガー』で「ダークサイドMLB――“裏歴史の主人公たち”」を連載中。NBA専門誌『ダンクシュート』にも寄稿。著書に『プロ野球 埋もれたMVPを発掘する本』『メジャー・リーグ球団史』(いずれも言視舎)。
 

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