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MLB

【山本萩子のMLBプレーオフ至上主義!│後編】10月の大舞台で輝いてこそ真のスーパースター。今年の注目選手は?<SLUGGER>

SLUGGER編集部

2023.10.03

オリオールズ再建の象徴とも言えるラッチマン。初の大舞台でどんなプレーを見せてくれるか。(C)Getty Images

オリオールズ再建の象徴とも言えるラッチマン。初の大舞台でどんなプレーを見せてくれるか。(C)Getty Images

――一人の選手の登場であれだけチームがガラッと変わるのって、ちょっと他にあまり記憶がないくらいですよね。

 実際、ラッチマンがデビューしてからチームがスウィープされていない、というデータがあるじゃないですか。それだけチームにいい流れをもたらしている選手なんだなと思いました。

 オールスターでは、お父さんと一緒にホームラン・ダービーに出て、右打席でも左打席でも打って。ああいうスター性もあるし。それに、試合終了後にマウンドに行ってピッチャーと抱き合うの、あれをちょっと私にもやってほしいって思っちゃうんですよね(笑)。もしかしたらプレーオフでは、最後に抱き合うのが藤浪の可能性はなくもないですし。そういうのも全部含めてラッチマンはイチオシですね。それこそ大車輪的な活躍をしてくれるんじゃないかって。

――今のオリオールズは若手が育ってきて、少し前のアストロズみたいに、これから王朝を作っていきそうな雰囲気がありますよね。

 そう。これから勝っていくチームです。それを作り上げてるのがまたラッチマンなわけで。「こういう風に育ってほしい」というチームの期待に応えて、ちゃんとプレーオフに導いてるわけですから。オールスターの時は、私が注目選手として挙げていたこともあって、何回かインタビューする機会があったんですね。そしたら、レッドカーペット・ショーを取材してた時に、ラッチマンの方から気づいてくれて、私の名前を呼びながら「インタビューに答えるよ」って言ってくれたんです。惚れました! 顔も中身も本当にイケメンですよね。
――後はもちろん、史上初の40本塁打&70盗塁を記録したロナウド・アクーニャJr.(ブレーブス)も注目ですよね。

 私もさっきそう思いました。

――21年の世界一の時は怪我でいなかったですからね。ワールドシリーズの中継でも、一応ベンチにはいるけども、すごい所在なさげな顔をして。「今が一番人生がつらい」なんてことも言っていて。今季の打って走っての活躍を、プレーオフでも見せてくれたら本当にかっこいいですね。

 見たいですよね。今年のアクーニャJr.なら、って。ド派手にやってほしいですね。プレーオフで輝いて、自分の力でチャンピオンをつかみ取ってほしいです!

PROFILE:やまもと・しゅうこ。1996年10月2日生まれ。神奈川県出身。フリーアナウンサー。2019年より『ワースポxMLB』(NHK BS)のキャスターを務める。野球好き一家に育ち、東京ヤクルトスワローズの熱心なファンとしても有名。好きな選手は宮本慎也、「土橋・宮本」の二遊間は永遠の推し。

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