■殊勲安打
1.山田哲人(ヤクルト) 31回
2.坂本勇人(巨人) 30回
3.大山悠輔(阪神) 28回
3.ビシエド(中日) 28回
最下位に沈んだチームで山田が気を吐いた。9月4日の広島戦で通算200号をサヨナラ満塁本塁打で飾るなど、ここぞの場面での一発が多い。坂本は6月1日の中日戦で3年ぶりのサヨナラ打。殊勲安打ではないが、5月1日の同カードではプロ野球令和第1号のメモリアルアーチも。阪神の4番・大山は8月10日の広島戦で人生初のサヨナラ弾を記録し、クライマックスシリーズではファイナルステージ第3戦で9回に勝ち越しソロを放った。
■内野安打
1.近本光司(阪神) 33本
2.大島洋平(中日) 28本
3.京田陽太(中日) 25本
近本は36盗塁に加えて内野安打33本、三塁打7本もリーグ最多と持ち味の快足をいかんなく発揮した。81得点も主にトップバッターを務めた打者では最多だ。大島と京田は盗塁(30/17)でもトップ5入り。広いナゴヤドームを本拠地とする中日にとって、足が使える2人の存在は頼もしい。野間峻祥(広島)は78安打中19本と4分の1近くを足で稼いだ。右打者で最多は菊池(広島)の16本で、規定打席到達者で最少は會澤(広島)の2本。
■代打安打
1.荒木貴裕(ヤクルト) 18本
2.鳥谷敬(阪神) 14本
3.陽岱鋼(巨人) 13本
昨季は代打で30打数5安打の荒木が、今季は打率.295、出塁率.353と躍進した。鳥谷は打率.250でも10四球を選んで出塁率.364と、選球眼の良さは失われていない。同じく阿部慎之助(巨人)も打率.239ながら12四球を選び出塁率.383と存在感。右投手が先発の試合はスタメン落ちが多くなった陽だが、代打で打率.394と結果を残した。堂上直倫(中日)は代打で最多となる15打点をマーク。中島宏之(巨人)は27打数2安打、13三振と振るわなかった。
■盗塁成功率(盗塁企図20以上対象)
1.山田哲人(ヤクルト) 91.7%
2.増田大輝(巨人) 88.2%
3.野間峻祥(広島) 87.5%
山田は今季、9月14日に初めて盗塁を失敗。開幕からの33連続成功と昨季から続く38連続成功の日本記録が止まってニュースになった。育成契約から支配下登録を勝ち取った増田はチーム最多の15盗塁。日本シリーズ第3戦で致命的な走塁ミスもあったが、今後の糧にしたい。鈴木誠也(広島)は25盗塁、神里和毅(DeNA)は15盗塁と数は稼いだが、成功率は61.0%、60.0%と低く課題を残す。巨人はチーム全体で80.6%と高い成功率を誇った。
文●藤原彬
ふじわら・あきら/1984年生まれ。『スラッガー』編集部に2014年から3年在籍し、現在はユーティリティとして編集・執筆・校正に携わる。
1.山田哲人(ヤクルト) 31回
2.坂本勇人(巨人) 30回
3.大山悠輔(阪神) 28回
3.ビシエド(中日) 28回
最下位に沈んだチームで山田が気を吐いた。9月4日の広島戦で通算200号をサヨナラ満塁本塁打で飾るなど、ここぞの場面での一発が多い。坂本は6月1日の中日戦で3年ぶりのサヨナラ打。殊勲安打ではないが、5月1日の同カードではプロ野球令和第1号のメモリアルアーチも。阪神の4番・大山は8月10日の広島戦で人生初のサヨナラ弾を記録し、クライマックスシリーズではファイナルステージ第3戦で9回に勝ち越しソロを放った。
■内野安打
1.近本光司(阪神) 33本
2.大島洋平(中日) 28本
3.京田陽太(中日) 25本
近本は36盗塁に加えて内野安打33本、三塁打7本もリーグ最多と持ち味の快足をいかんなく発揮した。81得点も主にトップバッターを務めた打者では最多だ。大島と京田は盗塁(30/17)でもトップ5入り。広いナゴヤドームを本拠地とする中日にとって、足が使える2人の存在は頼もしい。野間峻祥(広島)は78安打中19本と4分の1近くを足で稼いだ。右打者で最多は菊池(広島)の16本で、規定打席到達者で最少は會澤(広島)の2本。
■代打安打
1.荒木貴裕(ヤクルト) 18本
2.鳥谷敬(阪神) 14本
3.陽岱鋼(巨人) 13本
昨季は代打で30打数5安打の荒木が、今季は打率.295、出塁率.353と躍進した。鳥谷は打率.250でも10四球を選んで出塁率.364と、選球眼の良さは失われていない。同じく阿部慎之助(巨人)も打率.239ながら12四球を選び出塁率.383と存在感。右投手が先発の試合はスタメン落ちが多くなった陽だが、代打で打率.394と結果を残した。堂上直倫(中日)は代打で最多となる15打点をマーク。中島宏之(巨人)は27打数2安打、13三振と振るわなかった。
■盗塁成功率(盗塁企図20以上対象)
1.山田哲人(ヤクルト) 91.7%
2.増田大輝(巨人) 88.2%
3.野間峻祥(広島) 87.5%
山田は今季、9月14日に初めて盗塁を失敗。開幕からの33連続成功と昨季から続く38連続成功の日本記録が止まってニュースになった。育成契約から支配下登録を勝ち取った増田はチーム最多の15盗塁。日本シリーズ第3戦で致命的な走塁ミスもあったが、今後の糧にしたい。鈴木誠也(広島)は25盗塁、神里和毅(DeNA)は15盗塁と数は稼いだが、成功率は61.0%、60.0%と低く課題を残す。巨人はチーム全体で80.6%と高い成功率を誇った。
文●藤原彬
ふじわら・あきら/1984年生まれ。『スラッガー』編集部に2014年から3年在籍し、現在はユーティリティとして編集・執筆・校正に携わる。