井端監督も1試合目の後に、門脇の打席についてこう話している。
「1打席目からいいスイングはしていましたし、簡単に追い込まれることがあっても、そこから粘って自分のカウントに持っていって甘い球を打つ。素晴らしい打席の入りをしていると思う」
国際試合には、いつもとは異なる緊張感がある。その中で相手投手に対応できるということは、今シーズンの自分の成長の確認できるということだろう。井端監督は「これをこれからのシーズンで続けてくれば代表にも常に入ってくる」と藤原ら活躍を見せている選手たちのパフォーマンスに納得しているようだ。
3日間で12打数6安打、打率5割をマークしている小園は自己成長を確認できているとこう語る。
「個人的には今シーズンは悔しかった。前半戦が全然駄目だったんで。後半にかけてファームでやっていたことをそのまま一軍でも発揮することができて、そのままの入りでここにきました。本当に何か変えたわけでもないですし、自分が思った以上に今は(シーズンで)やってきたことができているんで、それがうまくいってるのはあると思う。そこも伸ばしつつ、周りにいろんな選手もいるので、情報をもらいつつ、引き出しっていうのをもっと増やしていければいいかなと思っています」
大会に勝っても、選手にとって実りあるものにならなければ出場する意義は見出せないだろう。チームとして勝ちながら自己成長を目指す。そこにこそ、若手ばかりの大会があること価値が見えてくるというものだ。
森下をはじめとして、小園、藤原が手応えを口にしていることが、日本の未来を明るくするに違いない。
「WBCで世界一になってから、明日が日本でのプロ野球、最後の試合になる。いい形で終われたらいいなと思います」
井端監督は力むことなくそう話した。
勝利を目指しながら全員出場を果たし選手の成長していく。
そんな実りある大会になりつつある。
取材・文●氏原英明
【著者プロフィール】うじはら・ひであき/1977年生まれ。日本のプロ・アマを取材するベースボールジャーナリスト。『SLUGGER』をはじめ、数々のウェブ媒体などでも活躍を続ける。ライターの傍ら、音声アプリ「Voicy」のパーソナリティーを務め、YouTubeチャンネルも開設。このほど、パ・リーグ特化のWEBマガジン「PLジャーナル限界突パ」を創刊した。
「1打席目からいいスイングはしていましたし、簡単に追い込まれることがあっても、そこから粘って自分のカウントに持っていって甘い球を打つ。素晴らしい打席の入りをしていると思う」
国際試合には、いつもとは異なる緊張感がある。その中で相手投手に対応できるということは、今シーズンの自分の成長の確認できるということだろう。井端監督は「これをこれからのシーズンで続けてくれば代表にも常に入ってくる」と藤原ら活躍を見せている選手たちのパフォーマンスに納得しているようだ。
3日間で12打数6安打、打率5割をマークしている小園は自己成長を確認できているとこう語る。
「個人的には今シーズンは悔しかった。前半戦が全然駄目だったんで。後半にかけてファームでやっていたことをそのまま一軍でも発揮することができて、そのままの入りでここにきました。本当に何か変えたわけでもないですし、自分が思った以上に今は(シーズンで)やってきたことができているんで、それがうまくいってるのはあると思う。そこも伸ばしつつ、周りにいろんな選手もいるので、情報をもらいつつ、引き出しっていうのをもっと増やしていければいいかなと思っています」
大会に勝っても、選手にとって実りあるものにならなければ出場する意義は見出せないだろう。チームとして勝ちながら自己成長を目指す。そこにこそ、若手ばかりの大会があること価値が見えてくるというものだ。
森下をはじめとして、小園、藤原が手応えを口にしていることが、日本の未来を明るくするに違いない。
「WBCで世界一になってから、明日が日本でのプロ野球、最後の試合になる。いい形で終われたらいいなと思います」
井端監督は力むことなくそう話した。
勝利を目指しながら全員出場を果たし選手の成長していく。
そんな実りある大会になりつつある。
取材・文●氏原英明
【著者プロフィール】うじはら・ひであき/1977年生まれ。日本のプロ・アマを取材するベースボールジャーナリスト。『SLUGGER』をはじめ、数々のウェブ媒体などでも活躍を続ける。ライターの傍ら、音声アプリ「Voicy」のパーソナリティーを務め、YouTubeチャンネルも開設。このほど、パ・リーグ特化のWEBマガジン「PLジャーナル限界突パ」を創刊した。
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