■投手（※金額は推定）
有原航平（日本ハム／先発） 7000万円→ １億4500万円　
今永昇太（DeNA／先発） 6900万円→１億3600万円
大野雄大（中日／先発）6000万円→ １億3000万円
嘉弥真新也（ソフトバンク／救援） 8000万円→１億1000万円
石川雅規（ヤクルト／先発） 9500万円→１億500万円
山岡泰輔（オリックス／先発） 4500万円→１億円
秋吉亮（日本ハム／救援） 6800万円→１億円
平井克典（西武／救援） 3500万円→１億円
  　投手ではパ・リーグのタイトル獲得者から３人が１億円プレーヤーの仲間入りを果たした。

　有原はチームの先発投手に故障者が続出するなかで最多勝を飾り、契約更改ではポスティングを利用してのメジャー挑戦希望も口にした。最高勝率のタイトルを獲得した山岡は、球団最速４年目での大台到達。今オフはリーグ最下位に沈んだオリックスの“暖冬”が話題になっている。

　９月14日の阪神戦でノーヒッターを達成して最優秀防御率に輝いた大野は、提示された3年契約ではなく単年契約を選択して１億円プレーヤーに返り咲き。順調であればＦＡ権を獲得して迎える来季オフに注目が集まる。

　また、ベテラン左腕の石川は昨オフに3500万円ダウンで大台から陥落していたが、２年ぶりに復帰。30歳の秋吉も自己最多25セーブを記録して再び１億円に乗せた。

　今永はタイトルこそ逃したが勝利、奪三振、勝率でリーグ２位につけた。自己最高成績と大台到達で箔をつけ「メディアの皆さんと鳥貴族にでも行きましょう」。３年連続50登板以上＆防御率２点台の嘉弥真と、歴代２位の81試合に登板した平井はフル回転が報われた。

文●藤原彬
ふじわら・あきら／1984年生まれ。『スラッガー』編集部に2014年から3年在籍し、現在はユーティリティとして編集・執筆・校正に携わる。

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