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MLB

エンジェルスの“3つの後悔”を専門メディア指摘「ひとつは大谷翔平との別れ方。考えられるなかで最悪の対応をした」と断罪「結局何もしなかった」

THE DIGEST編集部

2023.12.19

 2つ目の後悔は、「先発投手市場で、消極的になっている」点を挙げた。「精彩を欠くチームの先発陣を改善するため、市場には球団が獲得を検討するべきハイエンドのスターターが何人かいた。しかし、アーロン・ノラ、ソニー・グレイ、エデュアルド・ロドリゲスは契約先が決まり、彼らのような投手を早期に獲得できなかったことで選択肢は少なくなった。ヨシノブ・ヤマモト(山本由伸)を獲得できる可能性は事実上存在せず、ジョーダン・モンゴメリーやブレイク・スネルの争奪戦はきっと高額になるはずだ」と、市場での出遅れを示唆。

 大谷が退団したことでローテーションは6人から5人になるが、「パトリック・サンドバルやリード・デトマーズがチーム最高の先発というのは“良いレシピ”とは言えない。エンジェルスがかつて有していたアグレッシブさを失っているのは気掛かりで、ここで先発陣の改善に動かないのなら、のちに大きな後悔となってしまう」と、一刻も早い先発投手の補強を促した。
 
 3つ目は「ブルペンの脆弱性」だ。「ここまでのオフシーズンの動きは静か。ブルペンは変化を遂げなければいけないが、しかし球団がここまで行なったことは刺激的ではない」として、今オフにメジャー契約した3投手(34歳のアダム・コラレック、36歳のルイス・ガルシア、33歳のアダム・シンバー)の名前を列挙。いずれも1年契約で、「彼らに共通するのは、過去にいい成績を収めながら、数字を落とした状況でエンジェルスに加入した点だ」と、その能力を不安視している。

 さらに「エンジェルスのブルペンに前向きな要素がなく、しかも加わったのは30代の“お買い得”投手。彼らが突如として好投手になると期待するのは、常識では考えられない」として、信頼できるリリーバーを確保しなければ大きな後悔になると指摘した。

構成●THE DIGEST編集部

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