●ジョーダン・モンゴメリー
【契約相場】
６年１億4000万ドル～６年１億6700万ドル

【獲得候補球団】
レッドソックス
ヤンキース
ジャイアンツ

　ポストシーズンでも活躍した実力派左腕には、オフに突入した直後の11月末に早くもレッドソックスが接触。目標だった「先発投手の強化」に向けていち早く動いた。クオリファイング・オファーを提示されていないため、スネルと違ってドラフト指名権を譲渡する必要はない点も獲得側にとっては魅力だ。

　他にも古巣ヤンキースやジャイアンツ、カブス、エンジェルスなど多くの球団が候補に挙がっているが、最近になってボストン近郊に居を構えたとの報道もあり、それが事実ならレッドソックスが一歩リードか。

●ジョシュ・ヘイダー
【契約相場】
６年１億1000万ドル

【獲得候補球団】
オリオールズ
フィリーズ
ドジャース

　現役最強クローザーの一人で、エドウィン・ディアズが昨オフにメッツと結んだ６年１億200万ドルのリリーフ史上最高額を超える契約が濃厚。それほどの大物にもかかわらず、ここまでの動きは不気味なほど静かだ。

　ストーブリーグ開幕時点ではディフェンディング・チャンピオンのレンジャーズが有力候補といわれていたが、フロントから「今オフは大型補強は控える」趣旨の発言があり、一歩後退の感。その他、オリオールズ、フィリーズ、ドジャース、ヤンキースも候補に挙がっている。レンジャーズの線が消えたわけでもなく、まだ予断を許さない状況だ。 ●今永昇太
【契約相場】
５年7500万ドル～６年１億ドル

【獲得候補球団】
ヤンキース
ジャイアンツ
レッドソックス

　４シームの質や優れた制球力からMLB球団の間では高い評価を得ており、山本がいなくなった先発投手市場では、スネルに次ぐ存在の一人として注目を集めている。ヤンキース、ジャイアンツ、メッツ、レッドソックス、カブスと山本争奪戦に敗れたチームが「プランＢ」として興味を示しており、契約額は総額１億ドル近くに達するとの見方もある。

構成●SLUGGER編集部

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