▼強力投手陣は今季も健在
そしてもちろん、看板の強力投手陣の存在を忘れてはいけない。10試合を消化した時点で、防御率1.94は堂々セ・リーグ1位。5~7日の敵地での広島3連戦では、球団12年ぶりの3試合連続完封勝ちを収めた。
先発、ブルペンどちらも充実しているが、それぞれ異なる強みを発揮しているのが興味深い。
先発陣はここまでトータル61.1イニングを投げて、与えた四球はわずかに4つ。9イニングあたりにすると0.59個(!)で、これはもちろん12球団トップの数字だ。最も多いオリックスと阪神(22与四球)と比較すると、18人も「余計な走者」を許していないことになる。当然の話だが、走者の数が増えれば増えるほど失点のリスクも高まる。現在のドラゴンズ先発陣は、自らの力でそのリスクを最小限にとどめている。 一方、ブルペン陣は奪三振能力が際立つ。全打席における奪三振の割合を示すK%では22.9%で、これはセ・リーグ1位。12球団でもロッテの24.8%に次ぐ高水準だ。
これも当たり前の話だが、奪三振は守備側にとって最もリスクの少ないアウトの取り方。絶対的守護神ライデル・マルティネスを筆頭に、8回の男におさまりつつある勝野昌慶、必殺フォークで空振りの山を築く清水達也、左のサイドハンドからのスライダーが武器の齋藤綱記など、三振奪取能力の高い投手を複数擁するドラゴンズの救援陣は、相手打線にとって脅威となっている。
もっとも、まだシーズンはほんの序盤。この勢いを今後も持続し、12球団で最も長く遠ざかっているCSの舞台に立てるかどうか。ドラゴンズの真価が問われるのはこれからだ。
構成●SLUGGER編集部
【関連記事】「今までの自分に戻るというより、全然違う自分になりたい」完全開花を目指す中日・梅津晃大がやっとつかんだ“手応え”<SLUGGER>
【関連記事】「何故ベイスターズじゃない?」筒香嘉智の“巨人入り有力”報道に元DeNAエスコバーが不満を漏らす!「もっと言ったれ」と共感の声も
そしてもちろん、看板の強力投手陣の存在を忘れてはいけない。10試合を消化した時点で、防御率1.94は堂々セ・リーグ1位。5~7日の敵地での広島3連戦では、球団12年ぶりの3試合連続完封勝ちを収めた。
先発、ブルペンどちらも充実しているが、それぞれ異なる強みを発揮しているのが興味深い。
先発陣はここまでトータル61.1イニングを投げて、与えた四球はわずかに4つ。9イニングあたりにすると0.59個(!)で、これはもちろん12球団トップの数字だ。最も多いオリックスと阪神(22与四球)と比較すると、18人も「余計な走者」を許していないことになる。当然の話だが、走者の数が増えれば増えるほど失点のリスクも高まる。現在のドラゴンズ先発陣は、自らの力でそのリスクを最小限にとどめている。 一方、ブルペン陣は奪三振能力が際立つ。全打席における奪三振の割合を示すK%では22.9%で、これはセ・リーグ1位。12球団でもロッテの24.8%に次ぐ高水準だ。
これも当たり前の話だが、奪三振は守備側にとって最もリスクの少ないアウトの取り方。絶対的守護神ライデル・マルティネスを筆頭に、8回の男におさまりつつある勝野昌慶、必殺フォークで空振りの山を築く清水達也、左のサイドハンドからのスライダーが武器の齋藤綱記など、三振奪取能力の高い投手を複数擁するドラゴンズの救援陣は、相手打線にとって脅威となっている。
もっとも、まだシーズンはほんの序盤。この勢いを今後も持続し、12球団で最も長く遠ざかっているCSの舞台に立てるかどうか。ドラゴンズの真価が問われるのはこれからだ。
構成●SLUGGER編集部
【関連記事】「今までの自分に戻るというより、全然違う自分になりたい」完全開花を目指す中日・梅津晃大がやっとつかんだ“手応え”<SLUGGER>
【関連記事】「何故ベイスターズじゃない?」筒香嘉智の“巨人入り有力”報道に元DeNAエスコバーが不満を漏らす!「もっと言ったれ」と共感の声も
関連記事
- 「未だに信じられない!」中日、2891日ぶり“単独首位”にドラファンの反響止まず!「涙が止まらない」「嬉しいけど違和感」
- 「今までの自分に戻るというより、全然違う自分になりたい」完全開花を目指す中日・梅津晃大がやっとつかんだ“手応え”<SLUGGER>
- 「くたばれ」「消えろ」「帰れ」…選手へ届く“誹謗中傷”に元阪神・能見篤史氏が切実な訴え「あなたが言われたらどんな気持ちですか?」
- 「何故ベイスターズじゃない?」筒香嘉智の“巨人入り有力”報道に元DeNAエスコバーが不満を漏らす!「もっと言ったれ」と共感の声も
- “2軍調整拒否”して巨人を電撃退団→わずか11日後にヤンキースとマイナー契約のオドーアに米移籍サイトも疑問視。トレードマークの行方に注目も