守備面では今年から育成コーチに就任した“ハマの牛若丸”・藤田一也の教えに従い「足を使って自然体で投げている感じですね。今までもズドンってわざわざ投げてたわけじゃなくて、それの方が自分の中で安心する感じがあったから投げてただけですけど、やっぱり足をちゃんと使えるようになって、自然に投げれるようになりましたね。安定感が出たのは、自分でも感じています」と確実にレベルアップしている。
また期待されている盗塁には「やっぱり失敗するっていう気持ちが今まで大きかったので」と顧みたうえで「でもアウトになってもいいやって。結局こうやってトライすることに意味があるんだっていうところはありますね。向こうには走った人にしかわからない世界があるから」と達観。「トライして、自分がちゃんといいスタートを切ることに意味があるんで。不安の気持ちのまま『ヌメッ』と行くと、全然キャッチャーも焦らないし。やっぱりそこで『チャッチャ』って行くからこそ、キャッチャーも焦ってくれるっていうのもある」と思い切りの良さで、ここ一番の成功へと繋げていく。
☆ポリバレントにも挑戦
そしてもう一つの取り組みが、複数ポジションへの挑戦。ショートへのこだわりは「もちろんあります」と即答するが「もうどんな状況でもチャンスがあった方がやっぱりいいじゃないですか。ショートもできて、さらにセカンドもサードも守れたら全然悪いことなんもないじゃんっていうところですね」と出場機会を増やすため、今年の1月から練習を開始した。
現在は牧秀悟が離脱していることもありセカンドでの出場も見受けられるが、強肩を活かした守備で好プレーも披露。本業と逆の景色に「気になりますよ。もちろんいつもと違うなって感じはありますけども、ファームでずっと試合出ていましたし、慣れるしかないし。やるしかないんだって感じです」と決意した結果「だいぶ慣れてきましたね。もうずっと練習をしていて、かなりノックも受けてきているんで」と身体にも染み込んできているようだ。
開幕一軍は逃したものの、今では晴れの舞台でのスタメンも増え「自分で言うのはなんですけど、今年やっぱ練習量を増やしてしっかりとやってきたので、身に付いてきたものなのかなっていうのもあるし、慣れてきたっていうのもあると思います」と少しはにかんだ表情を見せた背番号6。
群雄割拠の内野手争いに「もう飛び抜けて結果を出すしかないので。守備では安定してしっかりと捌いていくのが大事だし、バッティングに関してはちゃんと出塁して、本当にチームに必要とされるところまで行かないとレギュラーを取れない。あとはもうここからしっかりと結果を残すだけなので」と決意。同時に「いつも通りのプレーをする。背伸びしようとせず、別にやってきたものしか出ないしっていう気持ちも大事かな」と地に足をつけた言葉とともに、長いまつげの奥の瞳を輝かせた。
誰もが認めるポテンシャルに、ハングリーさをエッセンスとして加えたプロスペクト。2024年は昨日よりも一歩ずつ確実に、ダイヤモンドを駆け抜ける輝く星を目指していく。
取材・文●萩原孝弘
【動画】森敬斗、爆肩を披露した巨人戦のスーパープレーをチェック
また期待されている盗塁には「やっぱり失敗するっていう気持ちが今まで大きかったので」と顧みたうえで「でもアウトになってもいいやって。結局こうやってトライすることに意味があるんだっていうところはありますね。向こうには走った人にしかわからない世界があるから」と達観。「トライして、自分がちゃんといいスタートを切ることに意味があるんで。不安の気持ちのまま『ヌメッ』と行くと、全然キャッチャーも焦らないし。やっぱりそこで『チャッチャ』って行くからこそ、キャッチャーも焦ってくれるっていうのもある」と思い切りの良さで、ここ一番の成功へと繋げていく。
☆ポリバレントにも挑戦
そしてもう一つの取り組みが、複数ポジションへの挑戦。ショートへのこだわりは「もちろんあります」と即答するが「もうどんな状況でもチャンスがあった方がやっぱりいいじゃないですか。ショートもできて、さらにセカンドもサードも守れたら全然悪いことなんもないじゃんっていうところですね」と出場機会を増やすため、今年の1月から練習を開始した。
現在は牧秀悟が離脱していることもありセカンドでの出場も見受けられるが、強肩を活かした守備で好プレーも披露。本業と逆の景色に「気になりますよ。もちろんいつもと違うなって感じはありますけども、ファームでずっと試合出ていましたし、慣れるしかないし。やるしかないんだって感じです」と決意した結果「だいぶ慣れてきましたね。もうずっと練習をしていて、かなりノックも受けてきているんで」と身体にも染み込んできているようだ。
開幕一軍は逃したものの、今では晴れの舞台でのスタメンも増え「自分で言うのはなんですけど、今年やっぱ練習量を増やしてしっかりとやってきたので、身に付いてきたものなのかなっていうのもあるし、慣れてきたっていうのもあると思います」と少しはにかんだ表情を見せた背番号6。
群雄割拠の内野手争いに「もう飛び抜けて結果を出すしかないので。守備では安定してしっかりと捌いていくのが大事だし、バッティングに関してはちゃんと出塁して、本当にチームに必要とされるところまで行かないとレギュラーを取れない。あとはもうここからしっかりと結果を残すだけなので」と決意。同時に「いつも通りのプレーをする。背伸びしようとせず、別にやってきたものしか出ないしっていう気持ちも大事かな」と地に足をつけた言葉とともに、長いまつげの奥の瞳を輝かせた。
誰もが認めるポテンシャルに、ハングリーさをエッセンスとして加えたプロスペクト。2024年は昨日よりも一歩ずつ確実に、ダイヤモンドを駆け抜ける輝く星を目指していく。
取材・文●萩原孝弘
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