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プロ野球

【2020の年男:セ・リーグ】「巨人の四番」を張る岡本和真が同世代をリード。ジョンソン健在の1984年組はもう一花を咲かせられるか

藤原彬

2020.01.01

 ドラフト2位で入団した伊藤裕季也(DeNA)はイースタン・リーグ4位タイの14本塁打を放ち、一軍でも4発。中山翔太(ヤクルト)も豪快なスウィングから一軍で5本、二軍でも6本をスタンドへ放り込んで自慢のパワーを見せつけた。巨人の二軍で正捕手を務めた岸田行倫は打率.293をマークしている。

 広島はウエスタン・リーグの盗塁10傑に3人を送り出した。羽月隆太郎(23盗塁/2位)、桒原樹(18盗塁/6位タイ)、大盛穂(16盗塁/9位)はチームが伝統的に掲げる機動力野球の担い手候補だ。島田海吏(阪神)も18盗塁と足でアピール。

 二軍で40試合に投げて防御率2.95の鍬原拓也(巨人)は、秋季キャンプでサイドスローに取り組み、先発にも挑戦する予定だ。藤井皓哉(広島)は26登板で防御率0.33(自責点1)、久保拓眞(ヤクルト)は42登板で防御率2.78、奪三振率10.72と目覚ましい結果を残した。
 
 84年生まれではジョンソン(広島)が最後まで防御率のタイトルを争い存在感を示したが、吉見一起(中日)にかつての力はなく、昨季は5試合の登板に終わった。長野久義(広島)も昨年に巨人から移籍して心機一転を図るも72試合の出場にとどまり、代わりに巨人へ移って4年連続でリーグ優勝を経験した丸とはコントラストに。

 ヤクルトは雄平が打率.273、12本塁打と変わらず元気だったが、坂口智隆が22試合の出場と明暗が分かれた。今季からここに加わる嶋基宏は、黄金ルーキーの奥川や18年のドライチ清水たちの一本立ちを手助けしたい。
 
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