スキーンズとの馴れ初めはお互いのルームメイト同士が交際していたことで、徐々に２人も接近。スキーンズがメジャー初昇格の知らせを受けた際も隣にいて、ダンはその後の歓喜の様子をSNSに投稿。メジャーデビューを果たした際も、ピッツバーグまで応援に駆けつけた。

　全米屈指の美人アスリートとドラフト全体１位指名投手。２人は早くも、アメリカスポーツ界屈指の“パワーカップル”になろうとしている。

▼ファンへの“神対応”でも有名

　エリート街道を歩んできたスキーンズだが、ファン思いの優しい一面もある。今年４月に３Ａで登板した際には、フィールド最前列からコンコースに達するまでスキーンズにサインを求める行列ができたが、最後までせっせとサインを書き続けた。 　この“神対応”は、自身の体験に由来するものでもある。スキーンズはこんな風に語っている。

「僕だって、昔は彼らと同じ気持ちだったからさ。11歳の時、アリゾナ・フォール・リーグ（注：秋に行われる若手有望株の教育リーグ）に行って、マイク・トラウトやブライス・ハーパーにサインをもらったんだ。最高だったよ。彼らからサインをもらって、家に帰って『トラウトやハーパーのプレーした試合を見たよ』と自慢できるのはすごくクールだった」

　短いキャリアで、すでにいくつもの興味深いエピソードを残しているスキーンズ。今後活躍を続けるにつれ、その数はさらに増えていくに違いない。

構成●SLUGGER編集部

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