<DeNA:70点>
レギュラーシーズン3位からの“下剋上”で日本シリーズ進出を果たしたDeNAは、3位までにいずれも即戦力の3投手を指名。目先の強化に走った印象だ。1位の竹田祐(三菱重工West)は2度の指名漏れを経験した苦労人で、明治大で日本一を経験したことがある伊勢大夢や入江大生らと再びチームメイトになる。
2位で指名した法政大の篠木健太郎も実力者で、投手陣を活性化するだろう。6位の坂口翔颯(国学院大)は春に肘の故障で評価を下げたが、本来なら上位指名の可能性もあった逸材。来年のリーグ制覇を狙うためのドラフトにはなったが、将来を考えるとやや不安が残るのも事実だ。
<阪神:65点>
1巡目で金丸の抽選を外した阪神は、今年になって急速に評価を上げた伊原陵人(NTT西日本)を指名。智弁学園高出身とあって、村上頌樹や前川右京ら同校のOB組との共闘に期待したいのだろう。2位で地元・報徳学園高の今朝丸裕喜の指名したのは大きい。
3位で木下里都(KMGホールディングス)と立て続けに投手指名になったのは、投手出身の藤川球児新監督の影響もあるのだろうか。4位では町田隼乙(捕手/埼玉ヒートベアーズ)、5位は佐野大陽(内野手/富山GRNサンダーバーズ)と、下位で独立リーグの実力者を補強。捕手と遊撃手の課題に向き合ったのはいいが、育成が上手くないことに対する埋め合わせの意味合いが強いようにも思えるのがマイナスだった。
<日本ハム:90点>
宗山を抽選で外した後に二刀流が可能な柴田獅子(福岡大大濠高)の交渉権を獲得。才能に満ちあふれ、どう成長していくかワクワクする選手の指名に成功できたのは大きい。野手陣が軒並み成長中で、これから充実期を迎えていくチーム事情もあって、投手を中心にドラフトを展開できたのも極めて高評価だ。
3位で指名の浅利太門(明治大)は、将来的にはリリーバーとしてフル回転してくれるはず。2位の藤田琉生(東海大相模高)、4位の清水大暉(前橋商高)はともに190cmを超える長身の素材型。伸びればとてつもない存在になるかもしれない。
<ソフトバンク:85点>
宗山、柴田と2度抽選を外したソフトバンクだが、その後が見事だった。外れ外れ1位で甲子園出場はないものの、評価の高かった右腕・村上泰斗(神戸弘陵高)の交渉権獲得に成功。2位では俊足が持ち味の大学生遊撃手・庄子雄大(神奈川大)を指名した。
ソフトバンクはもともと二遊間が補強ポイント。庄子のみならず、宇野真仁朗(早稲田実業/4位)、石見颯真(愛工大名電高/5位)と世代交代も見据えた選手も指名した。一方で、安徳駿(富士大/3位)岩崎峻典(東洋大/6位)ら早いうちに戦力になりそうな大学生投手を指名したのは見事という他なかった。リーグ優勝チームらしい粋な指名と言える。
レギュラーシーズン3位からの“下剋上”で日本シリーズ進出を果たしたDeNAは、3位までにいずれも即戦力の3投手を指名。目先の強化に走った印象だ。1位の竹田祐(三菱重工West)は2度の指名漏れを経験した苦労人で、明治大で日本一を経験したことがある伊勢大夢や入江大生らと再びチームメイトになる。
2位で指名した法政大の篠木健太郎も実力者で、投手陣を活性化するだろう。6位の坂口翔颯(国学院大)は春に肘の故障で評価を下げたが、本来なら上位指名の可能性もあった逸材。来年のリーグ制覇を狙うためのドラフトにはなったが、将来を考えるとやや不安が残るのも事実だ。
<阪神:65点>
1巡目で金丸の抽選を外した阪神は、今年になって急速に評価を上げた伊原陵人(NTT西日本)を指名。智弁学園高出身とあって、村上頌樹や前川右京ら同校のOB組との共闘に期待したいのだろう。2位で地元・報徳学園高の今朝丸裕喜の指名したのは大きい。
3位で木下里都(KMGホールディングス)と立て続けに投手指名になったのは、投手出身の藤川球児新監督の影響もあるのだろうか。4位では町田隼乙(捕手/埼玉ヒートベアーズ)、5位は佐野大陽(内野手/富山GRNサンダーバーズ)と、下位で独立リーグの実力者を補強。捕手と遊撃手の課題に向き合ったのはいいが、育成が上手くないことに対する埋め合わせの意味合いが強いようにも思えるのがマイナスだった。
<日本ハム:90点>
宗山を抽選で外した後に二刀流が可能な柴田獅子(福岡大大濠高)の交渉権を獲得。才能に満ちあふれ、どう成長していくかワクワクする選手の指名に成功できたのは大きい。野手陣が軒並み成長中で、これから充実期を迎えていくチーム事情もあって、投手を中心にドラフトを展開できたのも極めて高評価だ。
3位で指名の浅利太門(明治大)は、将来的にはリリーバーとしてフル回転してくれるはず。2位の藤田琉生(東海大相模高)、4位の清水大暉(前橋商高)はともに190cmを超える長身の素材型。伸びればとてつもない存在になるかもしれない。
<ソフトバンク:85点>
宗山、柴田と2度抽選を外したソフトバンクだが、その後が見事だった。外れ外れ1位で甲子園出場はないものの、評価の高かった右腕・村上泰斗(神戸弘陵高)の交渉権獲得に成功。2位では俊足が持ち味の大学生遊撃手・庄子雄大(神奈川大)を指名した。
ソフトバンクはもともと二遊間が補強ポイント。庄子のみならず、宇野真仁朗(早稲田実業/4位)、石見颯真(愛工大名電高/5位)と世代交代も見据えた選手も指名した。一方で、安徳駿(富士大/3位)岩崎峻典(東洋大/6位)ら早いうちに戦力になりそうな大学生投手を指名したのは見事という他なかった。リーグ優勝チームらしい粋な指名と言える。