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【2010年代30球団通信簿:ナ・リーグ西地区】世界一3度のジャイアンツ、7年連続地区優勝のドジャースは文句なしの最高評価。それ以外の3球団は?

城ノ井道人

2020.04.15

10年に56年ぶりの世界一に輝いたのを皮切りに、ジャイアンツはこの10年で3度ワールドチャンピオンの座に就いた。(C)Getty Images

10年に56年ぶりの世界一に輝いたのを皮切りに、ジャイアンツはこの10年で3度ワールドチャンピオンの座に就いた。(C)Getty Images

▼サンフランシスコ・ジャイアンツ
【評価】よくできました(A)

 2000年代後半のドラフトで指名した選手たちが10年代に入って躍動。10~14年の5年間で3度の世界一と「プチ黄金時代」を築いた。10年はマディソン・バムガーナー、バスター・ポージーと投打の有望株が揃って台頭し、サンフランシスコ移転後初の世界一。2人はディケイドを通じてチームの柱となった。

 3度の戴冠はいずれもダークホース的な立場からで、勝負強さや泥臭さ、団結力を看板にしたチームカラーが特徴だった。だが、ディケイド後半は主力の高齢化にうまく対応できず。15年オフにジョニー・クエイトとジェフ・サマージャをFAで、17年オフはエバン・ロンゴリアとアンドリュー・マッカッチェンをトレードで獲得したが、どちらも成功したとは言い難い。19年を最後に名将ブルース・ボウチー監督が勇退し、バムガーナーもFAで移籍。一つの時代に終止符が打たれた。

文●城ノ井道人

※『スラッガー』2020年3月号より転載

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