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広島で戦力外通告→日本初のウィンターリーグに参加 次の舞台を目指した1か月に内間拓馬が「不思議な感覚」を抱いたワケ

岩国誠

2025.01.13

プロ球団だけでなく、実業団やクラブチーム、学生など様々な選手、コーチングスタッフが集結した。写真:岩国誠

プロ球団だけでなく、実業団やクラブチーム、学生など様々な選手、コーチングスタッフが集結した。写真:岩国誠

 この日の練習は古賀の求めに内間が応じたものだった。古賀によると自身が1年目のとき、ファームにいた内間によくアドバイスを求めていたという。
 

「ピッチャーって投球以外のショートスローとかが苦手だったりするのですけど、亜細亜大学ではフィールディングをしっかり練習すると聞いたことがあって、亜細亜大学出身の内間さんに、いろんなことを聞いていました。1年ぶりでしたが、内間さん変わっていないですね、あのまんまです(笑)。野球以外はお茶目なところもあるんですけど、野球になったら集中しますし、一つひとつのプレーについて、しっかり考えていらっしゃるので、そういうところは僕も尊敬しています」

 故郷の沖縄で初心に帰って、純粋に野球と向き合ったこの1ヶ月は、内間にとってどんな時間になったのか。

「最初は何のつながりもなかった選手たちが、気がつけばひとつのチームになっている。野球でつながっているっていうのが不思議な感覚でした。いろんな人と野球ができて楽しかったっていうのが一番です」

 JWLの期間中に新たな契約をまとめることはできなかったが、海外リーグでプレーする話しが、現在進んでいるという。故郷で刺激を受けた1ヶ月を糧に、内間拓馬が今年新たな場所で活躍する姿を期待したい。

取材・文●岩国誠
 

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