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プロ野球

氏原英明のドラフト採点:即戦力左腕2人を獲得した楽天に最高評価。一方、最低評価に甘んじたチームは…?

氏原英明

2020.10.27

【西武】 60点
×  早川隆久(投手/早稲田大)
1位:渡部健人(内野手/桐蔭横浜大)
2位:佐々木健(投手/NTT東日本)
3位:山村崇嘉(内野手/東海大相模高)
4位:若林楽人(外野手/駒沢大)
5位:大曲錬(投手/福岡大準硬式)
6位:タイシンガーブランドン大河(内野手/東京農業大北海道オホーツク)
7位:仲三河優太(外野手/大阪桐蔭高)
 
 1位入札でウィークポイントである左腕獲得にトライしたまでは良かった。しかし、その後の指名が適切な順位だったのか疑問が残る。渡部は打者として評価できるものの、前評判は決して高いとは言えず、1位で指名する必要が果たしてあったか。また、全体で投手を2人しか指名していないのも疑問でしかない。防御率は3年連続リーグ最下位に低迷し、育成が進んでいるわけでもない。指名したのは素材先行型で粗削りな選手ばかり。チームの現状が見えていないドラフトだったと言わざるを得ない。仲三河には大化けの空気が漂うが、彼もまた育成には時間がかかる。

取材・文●氏原英明(ベースボールジャーナリスト)

【著者プロフィール】
うじはら・ひであき/1977年生まれ。日本のプロ・アマを取材するベースボールジャーナリスト。『スラッガー』をはじめ、数々のウェブ媒体などでも活躍を続ける。近著に『甲子園という病』(新潮社)、『メジャーをかなえた雄星ノート』(文藝春秋社)では監修を務めた。

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