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日本代表

チーム最年長・富樫勇樹がグループ首位通過へ決意!大会直前の合流にも「25年のバスケ歴を活かす」と悠然<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.08.08

今大会チーム最年長の32歳、頼れる司令塔が自身3度目のアジアカップへの想いを語った。(C)FIBA

今大会チーム最年長の32歳、頼れる司令塔が自身3度目のアジアカップへの想いを語った。(C)FIBA

 8月5日に開幕した「FIBAアジアカップ2025」。初戦でシリア(FIBAランキング71位)を99-68で下し白星発進を飾った日本代表(同21位)は、8日にグループ内最大の強敵であるイラン(同28位)と激突する。

 目標に掲げる「グループ首位通過」のためには、負けられない重要な一戦。7日の練習後、ベテランの富樫勇樹が意気込みを語った。

 富樫は今大会、国内で行なわれた強化試合には参加せず、7月24日から実施された直前合宿から合流。自身のコンディションについて「悪いとは思わないですけど、とはいえ他の選手と比べて合宿の長さだったりは違いますし、オフシーズンだったということでチーム練習もないなか、5対5をやる環境もなかった」と100%の状態ではないことを明かした。

 それでも、シリア戦では途中出場で持ち味を発揮。12分45秒という限られたプレータイムで、5本中3本の3ポイントを決めてチーム4位の9得点。第1クォーター終了間際のディープスリーに加え、20点リードを奪った第4クォーター残り6分過ぎからは2本の長距離砲に2アシストと、見事にクローザー役を務めてみせた。
 
 7月30日に32歳の誕生日を迎え、今やチーム最年長の頼れるリーダー格。たとえ万全ではなくとも、「25年のバスケ歴を活かすしかないかな」と不敵に笑った。

 プレーの面では合流時から「(オフェンスの)ペースを上げたい」と語っており、特にサイズと身体能力の高い選手が揃うイラン戦では、ガード陣がいかにテンポを上げられるかが重要になるだろう。

 富樫にとっては2017年、2022年に続く3度目のアジアカップの舞台。「前回ベスト8でオーストラリアに負けてしまったのも含め、なかなかいい結果を残せていない。アジアのランキング的には(オセアニア勢を除き)1位にいるなかで、アジアカップではここ数年上位になっていないので、しっかりアジアの中でも(日本の強さを)証明しなければいけない」と、プライドを持って戦う。

 強敵イランとの決戦は8日20時10分ティップオフ。この試合に勝つことができれば、グループ首位通過(=準々決勝進出)に大きく近づく。「準決勝でオーストラリアにリベンジしたい」と意気込む背番号2の躍動に期待したい。

構成●ダンクシュート編集部
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