8月28日(日本時間29日)、MLBロサンゼルス・ドジャースが、ホームのドジャー・スタジアムで通算11回目の『All-Access event』を開催し、2024年のワールドシリーズ制覇を祝福した。
イベントには、ドジャースの共同オーナーを務めるマジック・ジョンソン(元ロサンゼルス・レイカーズ)も出席。そこで「レイカーズの歴代トップ5は誰か?」と質問されると、マジックは会場に集まったファンたちへこう語りかけた。
「コビー(ブライアント)がカリーム(アブドゥル・ジャバー)と一緒に入るだろうね。コビーは特別だ。彼には相手を徹底的に叩きのめすメンタリティがあり、ビッグショットを何度も沈めただけでなく、レイカーの一員であることを愛し、ロサンゼルスでプレーすることが大好きだった。彼はまさにこの街を代表していたんだ。コビーに拍手を。私たちは彼がいなくて寂しいよ。
カリームのような選手もほかにはいない。スカイフックには脱帽さ。とても知的で、バスケットボールIQがずば抜けていた。カリームと一緒にプレーするのが大好きだったよ。彼はとにかく素晴らしい選手なんだ」
レイカーズはNBAだけでなく、世界中のプロスポーツチームの中でも屈指の人気と知名度を誇る名門だ。プレーオフ進出はNBA史上最多の65回を数え、優勝17回はボストン・セルティックス(18回)に次ぐ2位と輝かしい歴史を誇る。
数多くのスーパースターがプレーしてきた球団で、コビーはキャリア20シーズンすべてをレイカーズに捧げて5回の優勝を達成。ジャバーは現役生活20年のうち14年を“レイカー”としてプレーし、こちらも5回のリーグ制覇を成し遂げたため、異論はないだろう。
では、残る3選手は誰になるのか。ジャバーらとともに1980年代の“ショータイム・レイカーズ”で主役を務めた大型司令塔は次のように語った。
「そのほかを考えると、私は一緒にプレーしなかったが、ウィルト(チェンバレン)とジェリー(ウエスト)を忘れてはならない。あの2人もリストに入れるべきだ。シャック(シャキール・オニール)も素晴らしかった。私は、実際に会った人たちの名前を出した方がいいと思っている。
だからカリーム、シャック、コビーを入れる。そしてそれ(歴代トップ5)を考えると、ウィルトとジェリーを入れないといけないね。」
ちなみに、現役時代のチームメイトで3度の優勝を経験したジェームズ・ウォージーについては「間違いなく条件を満たすだろう。でもレイカーズで歴代トップ5入りするのは不可能だ。今このチームにはレブロン(ジェームズ)がいるから」と“落選理由”を明かしている。
レイカーズの歴史において、マジックが残してきた実績は確実に歴代トップレベルに入る。ただ、「レイカーズなら相手がどのチームであろうと倒すだろう。私の見解ではね」と自身を“歴代ベスト5”に入れることはなかった。
自身の名前を挙げることなく、仲間たちを称賛したマジック。球団ファミリーをお膳立てする姿は、プレーメーカーとして活躍した現役時代と変わっていないようだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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レイカーズOBのマジックが宿敵セルティックスの優勝を祝福。一方で「彼らの方が優勝回数が多くなるのは嫌だね」と悔しさも<DUNKSHOOT>
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「コビー(ブライアント)がカリーム(アブドゥル・ジャバー)と一緒に入るだろうね。コビーは特別だ。彼には相手を徹底的に叩きのめすメンタリティがあり、ビッグショットを何度も沈めただけでなく、レイカーの一員であることを愛し、ロサンゼルスでプレーすることが大好きだった。彼はまさにこの街を代表していたんだ。コビーに拍手を。私たちは彼がいなくて寂しいよ。
カリームのような選手もほかにはいない。スカイフックには脱帽さ。とても知的で、バスケットボールIQがずば抜けていた。カリームと一緒にプレーするのが大好きだったよ。彼はとにかく素晴らしい選手なんだ」
レイカーズはNBAだけでなく、世界中のプロスポーツチームの中でも屈指の人気と知名度を誇る名門だ。プレーオフ進出はNBA史上最多の65回を数え、優勝17回はボストン・セルティックス(18回)に次ぐ2位と輝かしい歴史を誇る。
数多くのスーパースターがプレーしてきた球団で、コビーはキャリア20シーズンすべてをレイカーズに捧げて5回の優勝を達成。ジャバーは現役生活20年のうち14年を“レイカー”としてプレーし、こちらも5回のリーグ制覇を成し遂げたため、異論はないだろう。
では、残る3選手は誰になるのか。ジャバーらとともに1980年代の“ショータイム・レイカーズ”で主役を務めた大型司令塔は次のように語った。
「そのほかを考えると、私は一緒にプレーしなかったが、ウィルト(チェンバレン)とジェリー(ウエスト)を忘れてはならない。あの2人もリストに入れるべきだ。シャック(シャキール・オニール)も素晴らしかった。私は、実際に会った人たちの名前を出した方がいいと思っている。
だからカリーム、シャック、コビーを入れる。そしてそれ(歴代トップ5)を考えると、ウィルトとジェリーを入れないといけないね。」
ちなみに、現役時代のチームメイトで3度の優勝を経験したジェームズ・ウォージーについては「間違いなく条件を満たすだろう。でもレイカーズで歴代トップ5入りするのは不可能だ。今このチームにはレブロン(ジェームズ)がいるから」と“落選理由”を明かしている。
レイカーズの歴史において、マジックが残してきた実績は確実に歴代トップレベルに入る。ただ、「レイカーズなら相手がどのチームであろうと倒すだろう。私の見解ではね」と自身を“歴代ベスト5”に入れることはなかった。
自身の名前を挙げることなく、仲間たちを称賛したマジック。球団ファミリーをお膳立てする姿は、プレーメーカーとして活躍した現役時代と変わっていないようだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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