2000年代前半、サクラメント・キングスはリーグ屈指の強豪チームとして君臨していた。2002年にはクリス・ウェバー、マイク・ビビー、ペジャ・ストヤコビッチ、ブラデ・ディバッツを中心にリーグトップの61勝をマーク。プレーオフでも1985年のサクラメント移転後初となるカンファレンス決勝まで駒を進めた。
だが、その栄光は長く続かなかった。主力の高齢化や補強の失敗など徐々に下降線を辿り、2000年代後半から長きにわたって低迷期を迎えた。
そんななか、復権を託された球団OBのディバッツは2015年にGM(ゼネラルマネージャー)に就任すると、チームは2018年のドラフトで全体2位指名権を手にした。
この年のドラフトにはのちにオールスターに選ばれるルカ・ドンチッチ、トレイ・ヤング、シェイ・ギルジャス・アレキサンダー、ジェイレン・ブランソンとスターガードが揃っていたが、ディバッツは208cmのビッグマン、マービン・バグレー三世の指名に踏み切った。
これまでディバッツは、ドンチッチを指名しなかった理由に前年のドラフト5位で入団したディアロン・フォックスの存在を挙げてきたが、4月27日に公開された『Byron Scott’s Fast Break』で、もうひとつの理由を明かした。
「ルカはビッグマーケット向きの選手なんだ。もし彼を指名していたら、いずれチームを離れてしまうと思った。本当に難しい決断だったんだ。もしやり直せるなら、おそらく彼を指名するだろう。彼は素晴らしいキャリアを送っているからね」
ディバッツは、ドラフト前からドンチッチの才能を高く評価していた。当時、彼がプレーしていたスペインまで足を運んで直接視察し、NBAでも大きなインパクトを残すと確信していたという。
その見立ては正しく、ドンチッチはこれまでにオールスター6回、得点王2回、オールNBAチーム5回選出。2024年にはダラス・マーベリックスをファイナルに導き、現在はロサンゼルス・レイカーズのエースとして確固たる地位を確立している。
一方、2位指名でキングスに入団したバグレー三世はすでに5球団を渡り歩くなど、地位を確立できずにいる。
「明らかに私は間違いを犯した。ルカは信じられない才能の持ち主だし、ニコラ・ヨキッチと並んでリーグ最高の選手の1人だ」とディバッツは認めつつ、こう続けた。
「もしルカを獲っていたら、フォックスをトレードしなければならなかっただろう。(当時は)フォックスとの関係もあったし、彼の将来性を信じていた。スモールマーケットのチームにとって、彼は理想的な存在だったんだ」
ディバッツは2020年にGMを辞任。その後キングスは、フォックスとドマンタス・サボニスを中心に2023年に17年ぶりにプレーオフ進出を果たしたものの、2024、25年はいずれもプレーイン・トーナメント敗退。
スター選手に成長したフォックスも2024-25シーズンの途中にサンアントニオ・スパーズに放出され、今季はウエスタン・カンファレンス最下位タイの22勝60敗に沈んだ。
キングスにとって未来のスーパースターを逃した代償はあまりに大きく、今もなおチームに影を落としている。
構成●ダンクシュート編集部
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だが、その栄光は長く続かなかった。主力の高齢化や補強の失敗など徐々に下降線を辿り、2000年代後半から長きにわたって低迷期を迎えた。
そんななか、復権を託された球団OBのディバッツは2015年にGM(ゼネラルマネージャー)に就任すると、チームは2018年のドラフトで全体2位指名権を手にした。
この年のドラフトにはのちにオールスターに選ばれるルカ・ドンチッチ、トレイ・ヤング、シェイ・ギルジャス・アレキサンダー、ジェイレン・ブランソンとスターガードが揃っていたが、ディバッツは208cmのビッグマン、マービン・バグレー三世の指名に踏み切った。
これまでディバッツは、ドンチッチを指名しなかった理由に前年のドラフト5位で入団したディアロン・フォックスの存在を挙げてきたが、4月27日に公開された『Byron Scott’s Fast Break』で、もうひとつの理由を明かした。
「ルカはビッグマーケット向きの選手なんだ。もし彼を指名していたら、いずれチームを離れてしまうと思った。本当に難しい決断だったんだ。もしやり直せるなら、おそらく彼を指名するだろう。彼は素晴らしいキャリアを送っているからね」
ディバッツは、ドラフト前からドンチッチの才能を高く評価していた。当時、彼がプレーしていたスペインまで足を運んで直接視察し、NBAでも大きなインパクトを残すと確信していたという。
その見立ては正しく、ドンチッチはこれまでにオールスター6回、得点王2回、オールNBAチーム5回選出。2024年にはダラス・マーベリックスをファイナルに導き、現在はロサンゼルス・レイカーズのエースとして確固たる地位を確立している。
一方、2位指名でキングスに入団したバグレー三世はすでに5球団を渡り歩くなど、地位を確立できずにいる。
「明らかに私は間違いを犯した。ルカは信じられない才能の持ち主だし、ニコラ・ヨキッチと並んでリーグ最高の選手の1人だ」とディバッツは認めつつ、こう続けた。
「もしルカを獲っていたら、フォックスをトレードしなければならなかっただろう。(当時は)フォックスとの関係もあったし、彼の将来性を信じていた。スモールマーケットのチームにとって、彼は理想的な存在だったんだ」
ディバッツは2020年にGMを辞任。その後キングスは、フォックスとドマンタス・サボニスを中心に2023年に17年ぶりにプレーオフ進出を果たしたものの、2024、25年はいずれもプレーイン・トーナメント敗退。
スター選手に成長したフォックスも2024-25シーズンの途中にサンアントニオ・スパーズに放出され、今季はウエスタン・カンファレンス最下位タイの22勝60敗に沈んだ。
キングスにとって未来のスーパースターを逃した代償はあまりに大きく、今もなおチームに影を落としている。
構成●ダンクシュート編集部
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