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NBA

ヒートへ電撃トレードのアデトクンボに最初の壁。元MVPはネガティブな意見を跳ね返せるか<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2026.06.25

批判的な意見もあるなか、ヤニスはヒートで再び頂点に立てるか。(C)Getty Images

批判的な意見もあるなか、ヤニスはヒートで再び頂点に立てるか。(C)Getty Images

 現地時間6月22日(日本時間23日)、『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者が、ミルウォーキー・バックスとマイアミ・ヒートの2チーム間で大型トレードが合意に達したと報じた。

 この動きによって、バックスはヤニス・アデトクンボとボビー・ポーティスをヒートへ放出。その見返りにタイラー・ヒーロー、ケレル・ウェア、ハイメ・ハケスJr.、カスパラス・ヤクチョニス、1巡目指名権3つ(今年の13位を含む)、指名権のスワップ権ひとつ、および2巡目指名権ひとつを獲得することになる。

 2度のMVP受賞を誇るスーパースターを獲得したヒートだが、これで一気に優勝候補に躍り出たと考えるのは早計だ。

 現時点で、来季も契約下にいる主力はバム・アデバヨ、デイビオン・ミッチェル、ニコラ・ヨビッチくらい。アンドリュー・ウィギンズがプレーヤーオプション、ノーマン・パウエルは完全FA(フリーエージェント)のため、彼らの慰留か別の補強が必須になる。
 
 23日にソーシャルメディアへ公開された『Skap Attack』で、元スポーツコラムニストのジェイソン・ウィットロックはアデトクンボを「退屈なスーパースター」と評し、こう発言した。

「彼は面白みに欠ける。ヤニス・アデトクンボを見るためにチケットを買う人なんていない。彼はマジック・ジョンソンではないし、素晴らしいシュート力を誇るラリー・バードでもない。ましてや、圧倒的な身体能力と闘争心を持つマイケル・ジョーダンとも違うし、アレン・アイバーソンでもない」

 アデトクンボが“退屈”かどうかはさておき、同氏が挙げた4選手とは明らかにタイプが異なるのは事実。211cm・110kgのサイズに加えて速さも併せ持つ男は、コート上のすべてのポジションを単体でガードでき、リムプロテクションもこなすディフェンス力がある。

 オフェンスではペイントエリアへ侵入して相手チームのリムを強襲するダンクを連発するほか、ショートエリアやミッドレンジからジャンパーを沈めることも可能だ。

 今季こそふくらはぎの相次ぐ負傷のため36試合の出場に終わったとはいえ、平均27.6点、9.8リバウンド、5.4アシスト、フィールドゴール成功率62.4%と、コートに立てばエリート級の数字をマーク。昨季まで7シーズン続けてオールNBA1stチーム入りを果たした31歳は、コンディションさえ回復すればトップレベルに君臨できる実力者なのは間違いない。
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