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強豪との大一番で躍動したレブロンが今季3度目、通算64回目の週間MVP!イーストではパウエルが5年目で初受賞|NBA第20週

ダンクシュート編集部

2020.03.10

ともにチームを3戦全勝に導いたパウエル(左)とレブロン(右)が第20週のMVPに。(C)Getty Images

 3月9日(日本時間10日)、NBAが第20週(現地3月2日~8日)の週間最優秀選手を発表し、イースタン・カンファレンスからトロント・ラプターズのノーマン・パウエル、ウエスタン・カンファレンスからロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズが選出された。

 パウエルは期間中の3試合でカンファレンストップの平均31.3点(フィールドゴール成功率56.1%、3ポイント成功率46.2%、フリースロー成功率90.0%)、2.3リバウンド、3.7アシスト、2.33スティールを記録。キャリア5年目で初の週間MVP受賞となった。

 左手の負傷により2月の大半を欠場したパウエルだったが、28日(同29日)に復帰を果たすと水を得た魚のように躍動。3月2日(同3日)のフェニックス・サンズ戦で26得点をマークすると、5日(同6日)のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦ではキャリアハイの37得点と爆発した。ステフィン・カリーが約4か月ぶりにコートに戻ってきたこのゲーム、復帰戦を勝利で飾りたいウォリアーズ陣営を嘲笑うかのような大暴れで、敵地ファンを黙らせた。

 さらに8日(同9日)のサクラメント・キングス戦でもゲーム最多の31得点を奪取。2015年ドラフト2巡目46位で指名された苦労人は今季、昨季の平均8.6点を大きく上回る16.8点をあげ、チームに欠かせないタレントに成長を遂げている。
 
 今季3度目(通算64回目)の受賞となったレブロンは、3試合で平均29.0点(フィールドゴール成功率51.9%、3ポイント成功率27.8%、フリースロー成功率81.3%)、7.3リバウンド、10.3アシストをマーク。当該週はフィラデルフィア・76ers、ミルウォーキー・バックス、ロサンゼルス・クリッパーズと、東西の強豪との戦いが続いたが、そのすべてで勝利に導く大車輪の働きを見せた。

 レブロンがとりわけ真価を発揮したのが、東西首位同士の一戦となったバックスとのゲームだ。今季リーグ最高勝率をマークする東の強敵との大一番で、37得点、8リバウンド、8アシスト、3スティールと圧巻のパフォーマンスを披露。シーズンMVPを争う相手のエース、ヤニス・アデトクンボへの好守も光り、チームを10点差の勝利に導いた。

 レブロンはこの試合でリーグ史上3人目の通算3万4000点に到達。さらにチームは2012-13シーズン以来、7年ぶりのプレーオフ進出が決定した。なお、レイカーズの選手が1シーズンに3度の週間MVPを受賞するのは、1月に他界したコビー・ブライアントが2012-13シーズンに達成して以来の快挙となった。

構成●ダンクシュート編集部

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