昨季のウエスタン・カンファレンス決勝、サンアントニオ・スパーズはオクラホマシティ・サンダーを7戦の末に撃破。前年王者を倒したことで2014年以来のリーグ制覇に期待が高まったものの、ファイナルではニューヨーク・ニックスの前に1勝4敗で敗れた。
大黒柱のヴィクター・ウェンバンヤマは、サンダーとのシリーズでチェット・ホルムグレンやアイザイア・ハーテンスタイン、ジェイリン・ウィリアムズら相手ビッグマンを蹂躙し、平均27.3点、10.9リバウンド、3.1アシスト、1.4スティール、2.7ブロックと攻守両面で大暴れ。
だがニックスとの頂上決戦では、カール・アンソニー・タウンズ、ミッチェル・ロビンソン(現ボストン・セルティックス)の前にシリーズ平均26.0点、11.2リバウンド、2.6アシスト、3.6ブロックとスタッツ自体は残したものの、フィールドゴール成功率は42.3%にとどまった。
攻守両面でウェンバンヤマを苦しめたタウンズは、現地時間7月24日(日本時間25日)にソーシャルメディアへ公開された『The Interview』で、スパーズとのシリーズをこのように振り返っていた。
「若いチームは、『負けないように』プレーしてしまうことがあると思う。それに対して僕らは『勝つために』プレーしていた。だからこそ、僕らはあれだけアグレッシブに戦えたのさ。一方の彼らは、ただリードを守ろうとしていたんだと思う」
昨季のファイナル、スパーズは全5試合で一時2桁点差のリードを手にするも、第3戦を除く4試合で逆転負けを喫した。その原因として、ニックスとスパーズの選手の間には、タウンズが言うように"考え方の違い"があったのかもしれない。
スパーズはウェンバンヤマやステフォン・キャッスル、ディアロン・フォックス、ディラン・ハーパー、デビン・ヴァッセルらを筆頭に主力の大半がチームに残留。さらにオフには、頼れるベテランのトバイアス・ハリスを獲得し補強に成功した。
加えてウェンバンヤマは22歳、キャッスルは21歳、昨季ルーキーだったハーパーはまだ20歳と若く、さらなる成長も見込めるため、来季も優勝候補の一角として目されている。
しかし、2019年以降、毎シーズン異なるチームが頂点に立っているNBAでは、連覇はもちろん、ファイナルに2年連続で進出することさえ容易ではない。ファイナル敗退の翌年に再び同舞台へ戻ってきたチームは、2018年のクリーブランド・キャバリアーズ以来、存在しない。
もちろん、ウエストはシェイ・ギルジャス・アレキサンダーが率いるサンダーや、ニコラ・ヨキッチとジャマール・マレー擁するデンバー・ナゲッツ、アンソニー・エドワーズの隣にラメロ・ボールを据えたミネソタ・ティンバーウルブズ、ケビン・デュラントとアルペレン・シェングンの周囲を充実させたヒューストン・ロケッツなど、豪華戦力を誇るチームが多数ある。スパーズが頂点に立つまでの道のりは決して平坦ではない。
それでも、苦い経験を味わった後で、ウェンバンヤマ擁するスパーズの逆襲劇に期待したいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
【画像】シャック、アイバーソン、コビー、レブロン、カリー、ヨキッチ…2000年以降のMVPを受賞当時の写真で一挙振り返り!
大黒柱のヴィクター・ウェンバンヤマは、サンダーとのシリーズでチェット・ホルムグレンやアイザイア・ハーテンスタイン、ジェイリン・ウィリアムズら相手ビッグマンを蹂躙し、平均27.3点、10.9リバウンド、3.1アシスト、1.4スティール、2.7ブロックと攻守両面で大暴れ。
だがニックスとの頂上決戦では、カール・アンソニー・タウンズ、ミッチェル・ロビンソン(現ボストン・セルティックス)の前にシリーズ平均26.0点、11.2リバウンド、2.6アシスト、3.6ブロックとスタッツ自体は残したものの、フィールドゴール成功率は42.3%にとどまった。
攻守両面でウェンバンヤマを苦しめたタウンズは、現地時間7月24日(日本時間25日)にソーシャルメディアへ公開された『The Interview』で、スパーズとのシリーズをこのように振り返っていた。
「若いチームは、『負けないように』プレーしてしまうことがあると思う。それに対して僕らは『勝つために』プレーしていた。だからこそ、僕らはあれだけアグレッシブに戦えたのさ。一方の彼らは、ただリードを守ろうとしていたんだと思う」
昨季のファイナル、スパーズは全5試合で一時2桁点差のリードを手にするも、第3戦を除く4試合で逆転負けを喫した。その原因として、ニックスとスパーズの選手の間には、タウンズが言うように"考え方の違い"があったのかもしれない。
スパーズはウェンバンヤマやステフォン・キャッスル、ディアロン・フォックス、ディラン・ハーパー、デビン・ヴァッセルらを筆頭に主力の大半がチームに残留。さらにオフには、頼れるベテランのトバイアス・ハリスを獲得し補強に成功した。
加えてウェンバンヤマは22歳、キャッスルは21歳、昨季ルーキーだったハーパーはまだ20歳と若く、さらなる成長も見込めるため、来季も優勝候補の一角として目されている。
しかし、2019年以降、毎シーズン異なるチームが頂点に立っているNBAでは、連覇はもちろん、ファイナルに2年連続で進出することさえ容易ではない。ファイナル敗退の翌年に再び同舞台へ戻ってきたチームは、2018年のクリーブランド・キャバリアーズ以来、存在しない。
もちろん、ウエストはシェイ・ギルジャス・アレキサンダーが率いるサンダーや、ニコラ・ヨキッチとジャマール・マレー擁するデンバー・ナゲッツ、アンソニー・エドワーズの隣にラメロ・ボールを据えたミネソタ・ティンバーウルブズ、ケビン・デュラントとアルペレン・シェングンの周囲を充実させたヒューストン・ロケッツなど、豪華戦力を誇るチームが多数ある。スパーズが頂点に立つまでの道のりは決して平坦ではない。
それでも、苦い経験を味わった後で、ウェンバンヤマ擁するスパーズの逆襲劇に期待したいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
【画像】シャック、アイバーソン、コビー、レブロン、カリー、ヨキッチ…2000年以降のMVPを受賞当時の写真で一挙振り返り!