現地時間7月27日(日本時間28日)、ソーシャルメディアへ公開されたポッドキャスト番組『The Late Run』に、クリス・ポール(元ロサンゼルス・クリッパーズほか)が出演した。
今年2月に現役引退を発表したポールは、ポイントガードではNBA歴代最長の21シーズンをプレー。2005年にニューオリンズ・ホーネッツ(現ペリカンズ)でデビューし、その後クリッパーズやヒューストン・ロケッツ、オクラホマシティ・サンダー、フェニックス・サンズなど計7球団で活躍した。
“ポイント・ゴッド”は、オールスターに12度、オールNBAチームに11度、オールディフェンシブチームに9度、2022年にはNBA75周年記念チームにも選出。優勝こそ叶わなかったが、通算1万2552アシストと2728スティールはどちらもNBA歴代2位にランクし、バスケットボール殿堂入りが確実視されている。
クリッパーズではブレイク・グリフィン、ロケッツではジェームズ・ハーデン、サンズではデビン・ブッカー、ケビン・デュラントと、複数のスーパースターとも共闘し、勝利を重ねてきた。
NBAではこれまで多くの“スーパーチーム”が誕生。局面を独力で打開できるリーグ屈指のスコアラーが複数揃えば、プレーオフの緊迫した場面や接戦時に大きなアドバンテージになり得る。
ただ、スターを並べたからといって、実際に機能するかは蓋を開けてみなければわからない。
2010年以降に成功した“スーパーチーム”は、レブロン・ジェームズ、ドゥエイン・ウェイド、クリス・ボッシュを揃えたマイアミ・ヒート。ステフィン・カリー、デュラント、ドレイモンド・グリーン、クレイ・トンプソンが集結したゴールデンステイト・ウォリアーズくらいだろう。
番組内で、「なぜNBAではスーパーチームが機能するのに、サッカーではそうならないのか?」の問いに、ポールは「NBAでも必ずしもうまくいくとは限らない。いつだってうまくいくわけじゃないんだ。それはこれまでの事例が物語っている」と切り出し、こう続けた。
「サッカーでもバスケットボールと同じことが言えるだろうね。まず、『この選手とあの選手をくれ』と言えばいいわけじゃない。他の選手たちとの兼ね合いも重要だし、その選手がどんな人間なのか、リーダーシップの資質はどうなのかといった点も関わってくる。
多くの選手は、自分が『主役』でいることに満足してしまいがちだ。会場へ入った時、選手同士で腹を割った話し合いができていないといけない。彼らはみんながサインを求めて駆け寄ってくるようなスター選手だから、そこには人間同士が織りなす相互作用が絡んでくるんだ」
もともと、NBA入りする選手たちは高校や大学でその地域や州のエリートであり、エゴがあるのは当然。プロ入り後にロールプレーヤーへ転身できる選手もいるが、現実を受け入れられず、リーグを去る者も少なくない。
その点、“スリーキングス”のヒートと“オールスター・カルテット”を形成したウォリアーズは、それぞれの役割を徹底し、複数回のリーグ制覇を成し遂げている。
スーパーチームの現実を目の当たりにしてきたポールは「こうした状況では、いろんな力が働いている。だから、僕は過剰なくらいコミュニケーションを取ることが重要だと信じている」と、“人間関係”と“コミュニケーション”の重要性を説いていた。
文●秋山裕之(フリーライター)
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“ポイント・ゴッド”は、オールスターに12度、オールNBAチームに11度、オールディフェンシブチームに9度、2022年にはNBA75周年記念チームにも選出。優勝こそ叶わなかったが、通算1万2552アシストと2728スティールはどちらもNBA歴代2位にランクし、バスケットボール殿堂入りが確実視されている。
クリッパーズではブレイク・グリフィン、ロケッツではジェームズ・ハーデン、サンズではデビン・ブッカー、ケビン・デュラントと、複数のスーパースターとも共闘し、勝利を重ねてきた。
NBAではこれまで多くの“スーパーチーム”が誕生。局面を独力で打開できるリーグ屈指のスコアラーが複数揃えば、プレーオフの緊迫した場面や接戦時に大きなアドバンテージになり得る。
ただ、スターを並べたからといって、実際に機能するかは蓋を開けてみなければわからない。
2010年以降に成功した“スーパーチーム”は、レブロン・ジェームズ、ドゥエイン・ウェイド、クリス・ボッシュを揃えたマイアミ・ヒート。ステフィン・カリー、デュラント、ドレイモンド・グリーン、クレイ・トンプソンが集結したゴールデンステイト・ウォリアーズくらいだろう。
番組内で、「なぜNBAではスーパーチームが機能するのに、サッカーではそうならないのか?」の問いに、ポールは「NBAでも必ずしもうまくいくとは限らない。いつだってうまくいくわけじゃないんだ。それはこれまでの事例が物語っている」と切り出し、こう続けた。
「サッカーでもバスケットボールと同じことが言えるだろうね。まず、『この選手とあの選手をくれ』と言えばいいわけじゃない。他の選手たちとの兼ね合いも重要だし、その選手がどんな人間なのか、リーダーシップの資質はどうなのかといった点も関わってくる。
多くの選手は、自分が『主役』でいることに満足してしまいがちだ。会場へ入った時、選手同士で腹を割った話し合いができていないといけない。彼らはみんながサインを求めて駆け寄ってくるようなスター選手だから、そこには人間同士が織りなす相互作用が絡んでくるんだ」
もともと、NBA入りする選手たちは高校や大学でその地域や州のエリートであり、エゴがあるのは当然。プロ入り後にロールプレーヤーへ転身できる選手もいるが、現実を受け入れられず、リーグを去る者も少なくない。
その点、“スリーキングス”のヒートと“オールスター・カルテット”を形成したウォリアーズは、それぞれの役割を徹底し、複数回のリーグ制覇を成し遂げている。
スーパーチームの現実を目の当たりにしてきたポールは「こうした状況では、いろんな力が働いている。だから、僕は過剰なくらいコミュニケーションを取ることが重要だと信じている」と、“人間関係”と“コミュニケーション”の重要性を説いていた。
文●秋山裕之(フリーライター)
「コート外では最高。コート上では理解不能」カーメロが“スーパーチーム”レイカーズが失敗した理由を回想<DUNKSHOOT>
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