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NBA

元レイカーズ戦士がマッグレディの「MVPは優勝より重みがある」発言を完全否定「絶対にない」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2026.09.09

「MVPは優勝より重みがある」と発言したマッグレディだが、レジェンドからは厳しい声が相次いだ。(C)Getty Images

「MVPは優勝より重みがある」と発言したマッグレディだが、レジェンドからは厳しい声が相次いだ。(C)Getty Images

 殿堂入り選手のトレイシー・マッグレディ(元ヒューストン・ロケッツほか)は、今年8月、従兄弟のビンス・カーター(元トロント・ラプターズほか)とホストを務めるポッドキャスト番組『Cousins with Vince Carter & Tracy McGrady』で、「レギュラーシーズンのMVPは、優勝よりも重みがある」との見解を示した。

 この発言は大きな反響を呼んだが、リーグタイトル獲得3回を誇る元NBA選手のバイロン・スコット(元ロサンゼルス・レイカーズほか)は、マッグレディの考えを完全否定している。

 議論の発端は、昨年12月にケビン・デュラント(ヒューストン・ロケッツ)が語った言葉だった。

『Boardroom』の『Boardroom Talks』でデュラントは、「優勝は素晴らしいし、最高の瞬間だ。チームとしても素晴らしい功績だ。でも、誰もがMVPになりたいと思っている。もしチームごとにMVPが選ばれるなら、『リングをくれ』という気持ちになるだろう。チャンピオンリングには、自分の力ではどうにもならないことがたくさんある。MVPなら、MVPを獲得するチャンスがあれば、もう少し自分の力でコントロールできる」とコメント。

 デュラントはオクラホマシティ・サンダー時代の2013-14シーズンにMVPに輝き、その後移籍したゴールデンステイト・ウォリアーズでは2017年、18年にリーグ2連覇も経験している。
 
 この意見に賛同したのがマッグレディで、シーズンMVPこそが個人の最高レベルの功績であると主張した。マッグレディはMVPや優勝経験はないが、オーランド・マジック時代の2002-03シーズンに平均32.1点で自身初の得点王を獲得。MVP投票では4位だったが、1位のティム・ダンカン(元サンアントニオ・スパーズ)ではなく、自分が受賞すべきだったと持論を展開した経緯もある。

 NBAのシーズンMVPは1955-56シーズンからスタート。初代受賞者はボブ・ペティット(元セントルイス/現アトランタ・ホークス)、最多選出は6回のカリーム・アブドゥル・ジャバー(元レイカーズほか)で、昨季までに計37人が受賞している。

 1980年代にレイカーズで3回の優勝を経験したスコットは自身がホストを務めるポッドキャスト『Byron Scott's Fast Break』で、マッグレディの主張について「いや、あり得ない。絶対にない」と断固として否定した。

「『優勝チームの12番目の選手なんて誰も覚えていない』という彼のロジックはわかる。でも、(MVPを計5回受賞している)マイケル・ジョーダンに聞いてみてくれ。シーズンMVPと、あの6つのチャンピオンリング、どちらが欲しいかって。チャンピオンリングを持っているということは、そのスポーツで世界一だと証明したということだ。MVPは個人の名誉としては素晴らしいが、バスケはチームスポーツだ。リングは誰にも奪えない」
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