トレイシー・マッグレディは現役時代、オーランド・マジック、ヒューストン・ロケッツなど計6球団で活躍。15年間のキャリアで7度のオールスター選出や2度の得点王をはじめ輝かしい実績を残し、2017年にはバスケットボール殿堂入りも果たした。
一方で、プレーオフではなかなか結果を残せず、キャリアを通じて3度も第7戦でシリーズ敗退を経験。そのなかで本人が最も印象に残っているのが、07年のロケッツ対ユタ・ジャズの1回戦だという。
現在47歳のマッグレディは、ヴィンス・カーターと出演するポッドキャスト『Cousins with Vince Carter & Tracy McGrady』で、当時のシリーズを振り返った。
2005-06シーズンにプレーオフ進出を逃したロケッツは、翌シーズンにマッグレディとヤオ・ミンの2枚看板を中心に復活。対するジャズも、カルロス・ブーザー、メメット・オカー、デロン・ウィリアムズ、アンドレイ・キリレンコらを擁し、3年ぶりにプレーオフへ勝ち進んだ。
第1戦でロケッツはヤオが28得点、13リバウンド、第2戦ではマッグレディが31得点、10リバウンド、5アシストを記録しホームで連勝。しかしジャズも第3、4戦を制して2勝2敗に追いつくと、第5戦はロケッツ、第6戦はジャズがそれぞれ勝利し、勝負の行方は第7戦へと委ねられた。
ホームで迎えた第7戦、ロケッツはジャズに前半から主導権を握られ、ハーフタイムで10点のビハインド。マッグレディ自身も疲労困憊の状態に陥っていたという。
「ベンチに戻って、『俺はもう疲れ切っている』って言ったんだ。(ヘッドコーチの)ジェフ・ヴァン・ガンディは、後半に俺を下げられなかったことを謝ってきたよ」
当時のロケッツ指揮官、ヴァン・ガンディHCとのやり取りを、マッグレディはこう明かしている。
「本当に疲れ切っていた。でも、『あと数分だけだ。とにかく乗り切ろう』って考えていたんだ」
それでもエースは最後までコートに立ち続け、後半だけで16得点を奪うなど、最終的に29得点、5リバウンド、13アシストを記録。ヤオも29得点をマークした。
しかし、ブーザーとオカーにペイント内を支配され、最終的にロケッツは99-103で敗れてシーズン終了となった。
「チーム全体が疲れていたんだと思う。だから負けた。リバウンドがまったく取れなかった。相手にオフェンシブ・リバウンドを何本も許して、シリーズを落としたんだ」
マッグレディにとっては、これが3度目の第7戦敗退だった。
「あのシリーズは、自分が戦ったすべてのシリーズの中でも一番だった。あの敗戦のあとオフシーズンに入った時、俺は精神的にも、肉体的にも、完全に打ちのめされていた」
個人として数々の輝かしい実績を残したマッグレディだが、プレーオフでのほろ苦い記憶は、引退から年月が経った今もなお、深く刻まれているようだ。
構成●ダンクシュート編集部
マッグレディが“自画自賛”「2003年の俺より優れた選手は地球上にいない」と豪語「今後もその考えを貫き通すつもりさ」<DUNKSHOOT>
「ティム相手にショットを決めた時、『今日はもう外さないな』って確信した」マッグレディが“33秒で13得点ゲーム”を回想<DUNKSHOOT>
「当時のコーチは若い選手を好まなかった」マッグレディがデビュー1年目から活躍できなかった理由を独自見解<DUNKSHOOT>
一方で、プレーオフではなかなか結果を残せず、キャリアを通じて3度も第7戦でシリーズ敗退を経験。そのなかで本人が最も印象に残っているのが、07年のロケッツ対ユタ・ジャズの1回戦だという。
現在47歳のマッグレディは、ヴィンス・カーターと出演するポッドキャスト『Cousins with Vince Carter & Tracy McGrady』で、当時のシリーズを振り返った。
2005-06シーズンにプレーオフ進出を逃したロケッツは、翌シーズンにマッグレディとヤオ・ミンの2枚看板を中心に復活。対するジャズも、カルロス・ブーザー、メメット・オカー、デロン・ウィリアムズ、アンドレイ・キリレンコらを擁し、3年ぶりにプレーオフへ勝ち進んだ。
第1戦でロケッツはヤオが28得点、13リバウンド、第2戦ではマッグレディが31得点、10リバウンド、5アシストを記録しホームで連勝。しかしジャズも第3、4戦を制して2勝2敗に追いつくと、第5戦はロケッツ、第6戦はジャズがそれぞれ勝利し、勝負の行方は第7戦へと委ねられた。
ホームで迎えた第7戦、ロケッツはジャズに前半から主導権を握られ、ハーフタイムで10点のビハインド。マッグレディ自身も疲労困憊の状態に陥っていたという。
「ベンチに戻って、『俺はもう疲れ切っている』って言ったんだ。(ヘッドコーチの)ジェフ・ヴァン・ガンディは、後半に俺を下げられなかったことを謝ってきたよ」
当時のロケッツ指揮官、ヴァン・ガンディHCとのやり取りを、マッグレディはこう明かしている。
「本当に疲れ切っていた。でも、『あと数分だけだ。とにかく乗り切ろう』って考えていたんだ」
それでもエースは最後までコートに立ち続け、後半だけで16得点を奪うなど、最終的に29得点、5リバウンド、13アシストを記録。ヤオも29得点をマークした。
しかし、ブーザーとオカーにペイント内を支配され、最終的にロケッツは99-103で敗れてシーズン終了となった。
「チーム全体が疲れていたんだと思う。だから負けた。リバウンドがまったく取れなかった。相手にオフェンシブ・リバウンドを何本も許して、シリーズを落としたんだ」
マッグレディにとっては、これが3度目の第7戦敗退だった。
「あのシリーズは、自分が戦ったすべてのシリーズの中でも一番だった。あの敗戦のあとオフシーズンに入った時、俺は精神的にも、肉体的にも、完全に打ちのめされていた」
個人として数々の輝かしい実績を残したマッグレディだが、プレーオフでのほろ苦い記憶は、引退から年月が経った今もなお、深く刻まれているようだ。
構成●ダンクシュート編集部
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