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NBA

「俺たちは(チャンスを)奪われた」クリス・ポールが破談となったレイカーズ行きのトレード話を回顧

ダンクシュート編集部

2020.07.06

コビー(左)とポール(右)のデュオが完成していたら、レイカーズはさらに数回の優勝を達成していたはずだ。(C)Getty Images

コビー(左)とポール(右)のデュオが完成していたら、レイカーズはさらに数回の優勝を達成していたはずだ。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・レイカーズのファンの間で、今でもたびたび話題に上る“幻のトレード”がある。2011年、ニューオリンズ・ホーネッツ(現ニューオリンズ・ペリカンズ)からクリス・ポールを獲得しようとした移籍話だ。

 この時、レイカーズとホーネッツ、ヒューストン・ロケッツの3チーム間で取引は合意にまで達していた。ポールは晴れてレイカーズの一員となるはずだったが、直後に当時のNBAコミッショナーだったデイビッド・スターンが割って入り、戦力の不均衡を理由にトレードを破談に。ホーネッツはリーグが所有する球団で、成立にはスターンの承認が必要だったために起きた事件だった。

 この決定にレイカーズファンが怒りを爆発させたのは間違いないが、本人はそれ以上に憤りを感じていたようだ。6月30日(日本時間7月1日)に公開されたクエンティン・リチャードソンとダリアス・マイルズ(ともに元ロサンゼルス・クリッパーズほか)がホストを務めるポッドキャスト『Knuckleheads』に出演したポールは、この移籍騒動についてこう振り返った。
 
「兄やエージェント、その他多くの人と電話で話したよ。ニューオリンズからロサンゼルスへ行く飛行機に乗るはずだったんだけどね……。俺たちは(チャンスを)奪われた。奪われたんだよ。言ってる意味わかる?コビー(ブライアント)とはすでにいろいろなことについて話していた。本当に多くのことをね」

 もしこの移籍が実現していたら、ポールはコビーとスーパーデュオを組み、何回かチャンピオンリングを手にしていたことだろう。しかし実際には叶わず、結果としてポールはよりにもよって同じLAに本拠地を置くライバル球団のクリッパーズに加入し、スター選手を取り逃がしたレイカーズは、その後徐々に競争力を失っていった。そしてその騒動から現在に至るまで、ポールもレイカーズも優勝には届かずにいる。

 新型コロナウイルスの影響でシーズンが中断していた4月には、レイカーズがオフにポールの獲得を狙うとの噂も出た。すべては今季の結果次第だが、9年越しにポールが“パープル&ゴールド”のジャージーに袖を通す日が、はたして訪れるのだろうか。

構成●ダンクシュート編集部

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