専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

マレー、アデバヨ、ヒロ…プレーオフの活躍で改めて注目を集める“ケンタッキー産プレーヤー”たち

ダンクシュート編集部

2020.09.25

ナゲッツの得点源として躍動するマレー(左)を筆頭に、ヒロ(右上)、アデバヨ(右下)らケンタッキー大出身者が目覚ましい活躍を見せている。(C)Getty Images

ナゲッツの得点源として躍動するマレー(左)を筆頭に、ヒロ(右上)、アデバヨ(右下)らケンタッキー大出身者が目覚ましい活躍を見せている。(C)Getty Images

 ジャマール・マレー(デンバー・ナゲッツ)、タイラー・ヒロ、バム・アデバヨ(ともにマイアミ・ヒート)、アンソニー・デイビス、ラジョン・ロンド(ともにロサンゼルス・レイカーズ)。今年のプレーオフで目覚ましい活躍を見せている選手たちだ。

 彼らの共通点は、全員がケンタッキー大出身ということ。NCAAトーナメントで歴代2位の優勝8回を誇る同校は、もともと全米屈指の強豪校として名を馳せていたが、上記の選手たちの目覚ましい活躍によって改めて注目を集めている。

 なかでもポストシーズンに入って一気に名を上げたのが、ナゲッツのマレーとヒートのアデバヨ&ヒロの3人だ。ケンタッキー大1年時にチームトップの平均20.0点をマークしたマレーは、シーズン終了後の2016年ドラフトにエントリーし、全体7位でナゲッツに入団。1年目はシックスマンとして平均9.9点をあげオールルーキー2ndチームに選ばれると、2年目からは不動のスターターに。そして4年目の今季、プレーオフの1回戦で2度の50得点を叩き出すなど大ブレイク。ロサンゼルス・クリッパーズとのカンファレンス準決勝第7戦では40得点の大仕事をやってのけ、レイカーズとの決勝でも高難度のシュートを連発し、ここまで平均26.5点を稼いでいる。
 
 マレーの1学年後輩のアデバヨも、1年で大学を切り上げ、2017年のドラフト全体14位でヒート入り。大学では平均13.0点、8.0リバウンド、プロでも2年目まではロールプレーヤーに過ぎなかったが、3年目の今季に一気にオールター選手へと飛躍。レギュラーシーズンでは平均15.9点、10.2リバウンド、5.1アシストと多彩な活躍を見せると、プレーオフでも攻守にわたって奮闘。今やチームの大黒柱として不可欠な存在となっている。

 ヒートの重要な戦力となっているのはヒロも同様で、強心臓のルーキーはプレーオフに入ってからここまで13試合連続で2桁得点を奪取。セルティックスとのカンファレンス決勝第4戦では第4クォーターの17得点を含む37得点と、新人としてはプレーオフ歴代2位のハイスコアを叩き出した。大学時代は平均14.0点と一見地味な成績だったが、先輩たちに続くようにプロ入り後の大舞台で頭角を現わしている。

 レイカーズの主軸として活躍するデイビスやロンドに加え、ケンタッキー大出身者ではほかにカール・アンソニー・タウンズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)やデビン・ブッカー(フェニックス・サンズ)らが、すでにスター選手としての地位を確立。若手ではアデバヨと同期のディアロン・フォックス(サクラメント・キングス)やマリーク・モンク(シャーロット・ホーネッツ)、2年目のシェイ・ギルジャス・アレキサンダー(オクラホマシティ・サンダー)らが次のブレイク候補として控えている。

 今年のプレーオフはもちろんのこと、来季以降は“ケンタッキー産プレーヤー”の躍進ぶりに注目してみてはいかがだろうか。

構成●ダンクシュート編集部

【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号