先日、ヒューストン・ロケッツのラッセル・ウエストブルックはチームの方針に不満を訴え、フロントにトレードを要求したと報じられた。ただ32歳という年齢と4000万ドル以上の高額年俸を考えると、興味を示すチームはそれほど多くはない。
現時点でシャーロット・ホーネッツ、ニューヨーク・ニックスなどが移籍先候補に挙がっているが、『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者によると、ワシントン・ウィザーズがウエストブルックのトレードについて話し合ったという。
ウィザーズでウエストブルックの交換要員として予想されるのは同じポイントガードのジョン・ウォールだ。2010年のドラフト1位でウィザーズに入団したスピードスターは、9年間のキャリアで平均19.0点、4.3リバウンド、9.2アシストをマーク。昨季は左足アキレス腱断裂によるリハビリで全休を強いられたが、今年10月にケビン・デュラント主催のピックアップゲームに参加し好プレーを見せた。
ウエストブルックは2008年のドラフト4位でシアトル・スーパーソニックス(現オクラホマシティ・サンダー)に入団し、同チームで11年間プレー。2017年にはNBA史上2人目の平均トリプルダブルを達成し、シーズンMVPに輝いた。ロケッツに加入した昨季は、57試合で平均27.2点、7.9リバウンド、7.0アシストをあげ、プレーオフ進出に貢献している。
ただ、ロケッツでのウエストブルックはジェームズ・ハーデンに次ぐ2番手だった。報道によると本人はサンダー時代のように、No.1オプションになれるチームでのプレーを望んでいるという。
もっとも、ウィザーズには昨季リーグ2位の平均30.5点を叩き出したブラッドリー・ビールがいる。仮に移籍が実現しても、ウエストブルックがエースの座を与えられるかは疑わしいところだ。
なお、ウォールの来季の年俸は4125万ドル、ウエストブルックは4135万ドルとほぼ同額で、どちらも2021-22シーズン終了後にFAになれる権利(プレーヤーオプション)を持つ。移籍先候補のホーネッツとニックスには、ウエストブルックのサラリーに見合う選手がおらず、多くの選手を放出する必要があるが、ウィザーズの場合はウォールとの1対1の取引もあり得ない話ではない。
ウエストブルックは昨年8月に“WHY NOT? TOUR”のイベント、10月にはジャパンゲームズで来日しており、日本でも人気の高い選手。もしこのオールスターPGがウィザーズに加入すれば、同じジョーダンブランド契約者の八村塁とチームメイトになるが、はたしてトレードは実現するだろうか。
構成●ダンクシュート編集部
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現時点でシャーロット・ホーネッツ、ニューヨーク・ニックスなどが移籍先候補に挙がっているが、『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者によると、ワシントン・ウィザーズがウエストブルックのトレードについて話し合ったという。
ウィザーズでウエストブルックの交換要員として予想されるのは同じポイントガードのジョン・ウォールだ。2010年のドラフト1位でウィザーズに入団したスピードスターは、9年間のキャリアで平均19.0点、4.3リバウンド、9.2アシストをマーク。昨季は左足アキレス腱断裂によるリハビリで全休を強いられたが、今年10月にケビン・デュラント主催のピックアップゲームに参加し好プレーを見せた。
ウエストブルックは2008年のドラフト4位でシアトル・スーパーソニックス(現オクラホマシティ・サンダー)に入団し、同チームで11年間プレー。2017年にはNBA史上2人目の平均トリプルダブルを達成し、シーズンMVPに輝いた。ロケッツに加入した昨季は、57試合で平均27.2点、7.9リバウンド、7.0アシストをあげ、プレーオフ進出に貢献している。
ただ、ロケッツでのウエストブルックはジェームズ・ハーデンに次ぐ2番手だった。報道によると本人はサンダー時代のように、No.1オプションになれるチームでのプレーを望んでいるという。
もっとも、ウィザーズには昨季リーグ2位の平均30.5点を叩き出したブラッドリー・ビールがいる。仮に移籍が実現しても、ウエストブルックがエースの座を与えられるかは疑わしいところだ。
なお、ウォールの来季の年俸は4125万ドル、ウエストブルックは4135万ドルとほぼ同額で、どちらも2021-22シーズン終了後にFAになれる権利(プレーヤーオプション)を持つ。移籍先候補のホーネッツとニックスには、ウエストブルックのサラリーに見合う選手がおらず、多くの選手を放出する必要があるが、ウィザーズの場合はウォールとの1対1の取引もあり得ない話ではない。
ウエストブルックは昨年8月に“WHY NOT? TOUR”のイベント、10月にはジャパンゲームズで来日しており、日本でも人気の高い選手。もしこのオールスターPGがウィザーズに加入すれば、同じジョーダンブランド契約者の八村塁とチームメイトになるが、はたしてトレードは実現するだろうか。
構成●ダンクシュート編集部
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