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NBA

21世紀のNBA名場面と言えば?コビーの81得点、キャブズ初優勝、マッグレディの35秒間、そして――

ダンクシュート編集部

2019.11.11

過去20シーズンの間に数えきれないほどの名場面が誕生。なかでもリーグの顔であったコビー(右)とレブロン(左)は多くのハイライトを生み出した。(C)Getty Images

過去20シーズンの間に数えきれないほどの名場面が誕生。なかでもリーグの顔であったコビー(右)とレブロン(左)は多くのハイライトを生み出した。(C)Getty Images

 21世紀に入って節目の20シーズンが終わり、今季から“新たな10年”に突入するNBA。まもなく開幕を迎える新シーズンを前に、2000年以降のリーグを彩った珠玉の名場面を厳選してお届けしよう。

◆2006.1.22 & 2016.4.13 驚異の81得点ゲームと伝説の引退試合
 コビー・ブライアントの印象的な試合としてまず挙がるのが、歴代2位の81得点を叩き出した2006年のラプターズ戦だろう。前半を26得点で折り返したコビーは、後半に入るとさらにギアを上げ、多彩なオフェンスパターンからゴールを量産し55得点と大爆発。指揮官のフィル・ジャクソンが「マイケル(ジョーダン)のどの試合よりも凄かった」と話すほどの超絶パフォーマンスだった。

 そしてもうひとつ忘れてはいけないのが、16年の引退試合だ。10点を追う残り2分16秒から9連続得点で1点差に迫ると、残り31.6秒にはジャンパーを沈め独力で逆転。ラストゲームで60得点をマークする“伝説”を残し、00年代を代表するスーパースターは20年間の現役生活にピリオドを打った。
 
◆2004.11.3 日本人初のNBAプレーヤー誕生
 2004年の開幕戦、日本のファンにとって特別な瞬間が訪れた。同年9月にサンズと契約した田臥勇太が第4クォーター残り10分でコートに立ち、日本人初のNBAデビューを果たしたのだ。最初のシュートは惜しくも外れたが、6分33秒にフリースローで初得点。残り5分には3ポイントを沈めるなど7得点、1アシストをマークした。出場はわずか4試合に終わったものの、当時の田臥の挑戦が現在の渡邊雄太、八村塁ら若き才能の道を切り開いたのは間違いない。

◆2004.12.9 稀代のスコアラーが35秒で13得点を奪取
 “Tracy McGrady 13 points in 35 seconds”というYouTubeの動画を観たことがあるファンも多いのではないだろうか。200412月9日、スパーズ相手にロケッツが8点のビハインドを負った残り35秒から、トレイシー・マッグレディがまず3ポイントをヒット。その10秒後に4点プレー、さらにもう1本長距離砲を打ち込み2点差に迫ると、残り1.7秒でとどめの3ポイントを沈め大逆転勝利。35秒間で13得点を稼ぐ離れ業を披露してみせた。

◆2016.6.19 故郷に初優勝をもたらしレブロンが男泣き
 レギュラーシーズン73勝を記録したウォリアーズを相手に、キャブズが1勝3敗と崖っぷちの状況から第7戦まで持ち込んだ2016年ファイナル。迎えた大一番でも一進一退の攻防が続くなかで、同点の残り53秒にカイリー・アービングが決勝弾を沈め、キャブズが初のリーグ制覇を達成。生まれ故郷に栄冠をもたらしたレブロンの男泣きは、多くのファンの胸を打った。

※『ダンクシュート』2019年11月号より転載。

構成●ダンクシュート編集部
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