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NBA

「これはクレイジーだな」地元記者も驚愕する日本メディアの多さ。尋常ならざる重圧に八村塁の反応は?

秋山裕之

2019.11.10

今季、日本史上3人目のNBAプレーヤーとなった八村。開幕後も多くの日本の媒体が現地で彼を追い続けるなど、地元メディアも驚愕するほどの影響力を与えている。(C)Getty Images

今季、日本史上3人目のNBAプレーヤーとなった八村。開幕後も多くの日本の媒体が現地で彼を追い続けるなど、地元メディアも驚愕するほどの影響力を与えている。(C)Getty Images

 八村塁がワシントン・ウィザーズでNBAデビューを飾ってから約2週間。先発パワーフォワードの座を勝ち取り、ここまで8試合に出場して平均28.5分、13.6点、6.1リバウンド、1.5アシストと、今年のルーキー全体で見ても上位に入る活躍を見せている。

 今年6月のNBAドラフトで、八村を取材すべく23ものメディアから計46人が日本から駆け付けた。彼らはNBA入り後も八村を現地で追い続けており、アメリカのメディアをも驚かせるインパクトを与えているようだ。

 NBA2試合目となった10月25日(日本時間26日)のオクラホマシティ・サンダー戦。この日はアウェーゲームだったものの、日本からは14ものメディアが取材申請を行ない、計18人が会場のチェサピークエナジー・アリーナに駆け付けたという。

「どうなってるんだ? まるでNBAファイナルじゃないか。これはクレイジーだな」

 ウィザーズの地元メディア『The Washington Post』のキャンディス・バックナー記者は、現地記者が口にした言葉を記事にしていたのだが、八村はワシントンD.C.でも多くのメディアに囲まれながらNBAキャリアを歩んでいる。

 以前、スコット・ブルックス・ヘッドコーチが「ルイにはそれだけの価値があるからね」と語っていたとはいえ、ウィザーズはここまで8試合を終えて2勝6敗。サウスイースト・ディビジョンでは最下位、イースタン・カンファレンス全体でも15チーム中14位に沈んでおり、決してリーグ屈指の人気球団でもない。
 

 にもかかわらず、これだけ注目を集めているのは、日本のバスケットボール界を背負って立つ21歳、八村が在籍しているからにほかならない。

 そんな八村について、バックナー記者が比較対象に挙げたのは、2002年のドラフト1位でヒューストン・ロケッツに指名されたヤオ・ミン。NBAデビュー3試合目、02年11月2日(同3日)に、当時のロケッツの本拠地、コンパック・センターで行なわれたホームデビュー戦で、ヤオを取材すべくジャーナリスト10人と中国のテレビ局が9局、さらには18もの海外放送局が押し寄せていた。

 そして八村がキャピタル・ワン・アリーナでホームデビューを飾った10月30日(同31日)。なんと38名もの日本メディアが取材申請をして会場に集結したという。相手がロケッツだったというのも、何かの縁だったのかもしれない。

 現在、日本のニュース番組やワイドショー、スポーツニュースなどで、八村の試合結果やハイライト映像は連日流れており、おそらく今後も続いていくだろう。

 だが八村がプレーする舞台は世界最高のプロバスケットボールリーグ。ここまで平均2桁得点を記録し、先発としてプレーしているとはいえ、今後スランプが続く可能性もあり、先発の座を他の選手に奪われてしまう可能性があることも否定できない。
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