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レブロンが「スポンジのよう」と評価するホルトン・タッカーに他球団が熱視線!20歳の“ダイヤの原石”を巡り争奪戦も?

ダンクシュート編集部

2021.01.14

2年目のホルトン・タッカーは開幕から出場機会を確保。ベンチから攻守で存在感を放っている。(C)Getty Images

 昨季王者のロサンゼルス・レイカーズは昨年オフにダニー・グリーン、ラジョン・ロンド、ドワイト・ハワードといったベテランが退団。代わりにデニス・シュルーダー、モントレズ・ハレル、マルク・ガソルといった実力者をロースターに加えた。

 2009、10年以来となる連覇に挑む今季は、開幕から好調を維持。1月12日(日本時間13日、日付は以下同)には、昨プレーオフでも対戦したヒューストン・ロケッツを117-100で下し、9勝3敗とリーグトップを快走している。

 今季もチームを牽引しているのはレブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスの2人だが、ベンチから存在感を放っているのが2年目のタレン・ホルトン・タッカーだ。

 ホルトン・タッカーは19年のドラフト2巡目46位でオーランド・マジックに指名され、直後のトレードでレイカーズに加入。ルーキーイヤーはGリーグ生活が中心も、同リーグで平均18.1点、6.3リバウンド、3.9アシストをあげ、8月のシーディングゲームでは4試合で平均8.5点、1.75スティール、フィールドゴール成功率48.3%とポテンシャルの高さをアピールした。

 キャリア2年目の今季はここまで11試合に出場し、平均7.7点、2.5リバウンド、2.0アシスト、1.0スティールをマーク。1月10日のヒューストン・ロケッツ戦では、自己最多の17得点、4スティールと攻守で好プレーを見せ、勝利に大きく貢献した。
 
 エースのレブロンも「彼はスポンジのよう」とその成長スピードに目を丸くするが、ホルトン・タッカーは21年のオフにフリーエージェント(FA)になる。「Heavy.com」によると、すでに20歳のスウィングマンに対し、ダラス・マーベリックスやニューヨーク・ニックス、クリーブランド・キャバリアーズらが獲得に興味を示しているという。

 レイカーズは今季終了後に1050万ドル以上の契約をホルトン・タッカーに提示できる一方、彼を狙う球団は、ミッドレベル例外条項によって提示金額は約900万ドルに制限されるという。

 それでも他球団はホルトン・タッカーに対し、1年目に900万ドル、2年目に1000万ドル以上、3年目に3000万ドル、4年目に3200万ドル以上のオファーを出すことも考えられる。

 今季終了後にはロサンゼルス・クリッパーズのカワイ・レナードやフェニックス・サンズのクリス・ポール(プレーヤーオプションを破棄した場合)、トロント・ラプターズのカイル・ラウリー、インディアナ・ペイサーズのヴィクター・オラディポといったオールスター選手がFAマーケットに参戦する。

 現時点での実力は彼らに及ばないが、名門レイカーズで着実にステップアップを続ける20歳もオフの注目銘柄の1人になり得る。今後の活躍次第では市場価値がさらに上がり、"ダイヤの原石"の獲得を巡り、激しい争奪戦が繰り広げられる可能性もありそうだ。

構成●ダンクシュート編集部

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