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NBA

“お騒がせキャラ”は仮の姿?アービングがジョージ・フロイド氏の家族に家を購入していたことが判明

ダンクシュート編集部

2021.01.20

近年は失言や奇行が目立つアービングだが、ジョージ・フロイド氏の家族に家を購入していたことが判明した。(C)Getty Images

近年は失言や奇行が目立つアービングだが、ジョージ・フロイド氏の家族に家を購入していたことが判明した。(C)Getty Images

 ブルックリン・ネッツのカイリー・アービングは、右肩のケガで長期離脱を強いられた昨季の鬱憤を晴らすかのように、今季は開幕から好調を維持していた。

 しかし、1月5日のユタ・ジャズ戦を最後にチームから離脱。欠場は「個人的な理由」によるものだったが、その間に家族とマスクをせずにパーティーを開いていたことが明らかとなり、大きな非難を浴びることとなった。

 この件でリーグからは5万ドルの罰金処分を食らい、チームへの合流が遅れるなど、すっかり“お騒がせキャラ”になりつつあるアービングだが、一方で他者のために手を差し伸べていたことが明かされた。

 元NBA選手のスティーブン・ジャクソンが、ポッドキャスト番組『TheRematch』で語った内容によると、アービングは、昨年6月に警察官の不適切な拘束によって命を落としたジョージ・フロイド氏の家族に家を購入していたという。

 事件後、抗議活動の先頭に立ち人種差別撤廃を訴えるメッセージを送り続けていたジャクソンは、フロイド氏と長年友人関係にあった。彼の家族とも近しいジャクソンは、アービングが他のセレブリティとともにフロイド一家をサポートしていたというのだ。
 
「カイリー・アービングは家を買った。リル・ウェインのマネージャーは、彼らにメルセデスベンツを買ってあげた。そしてバーブラ・ストライサンドは彼らにディズニーの株を与えたんだ」

『The Undefeated』のマーク・J・スピアーズ記者が聞いた情報によると、アービングはおよそ5、6か月前に、フロイド一家へ家の購入資金を渡していたという。

 そのほかアービングは社会活動にも熱心に取り組んでいる。昨季は新型コロナウイルスでシーズンを再開させるかリーグが検討していた際には、当時アメリカ全土に広がりつつあった抗議活動が疎かになると再開反対の意思を表明。その一方で、昨年7月にはシーズン不参加のWNBA選手を支援するために150万ドルを寄付している。

 このように正義感の強さも魅力のアービングだが、彼の“本職”はバスケットボール選手。多くのファンが、ケビン・デュラント、そして先日加入したジェームズ・ハーデンとの共演を早く見たいと思っている。今季7試合で平均27.1点、6.1アシストと好調の28歳のスターガードは、この2大スコアラーとどのように交わるのか。復帰戦は大いに注目されるに違いない。

構成●ダンクシュート編集部

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