■短期間で強い印象を残した“ピストル・ピート”
背番号7の永久欠番はNBAでは3人いる。そのうち最も有名な選手はピート・マラビッチだろう。著名なガンマンの名を取って“ピストル・ピート”と呼ばれた天才的なシュート力と、驚異的なパスセンスを兼ね備えた、バスケットボール史上屈指のショーマン。
背番号23だったルイジアナ州大時代に平均44点をマークしたことを記念して、アトランタ・ホークス時代は44番をつけたが、ニューオリンズ(現ユタ)・ジャズに移籍後の1976年、プロ7年目という理由で7番に。結局この番号でプレーしたのは5年間だけだったが、ジャズで欠番になっているのはもちろん、プレー経験のないペリカンズでも欠番扱いとされている。いかにマラビッチがニューオリンズおよびルイジアナ州で英雄視されているかがわかるだろう。
マラビッチのように、7番にはシュートの上手い選手が多い。79年にクリーブランド・キャバリアーズを退団した際、欠番第1号となったビンゴ・スミスも、“レインボー・ジャンパー”と称されたジャンプシュートの使い手だった。80年代前半のデトロイト・ピストンズで活躍したケリー・トリピューカは、欠番になる前のジャズとホーネッツ(現ペリカンズ)で7番。
近年ではラシャード・ルイス(シアトル・スーパーソニックス=現オクラホマシティ・サンダー時代)、ベン・ゴードン(シカゴ・ブルズ時代など)、JJ・レディック(オーランド・マジック時代)、アンドレア・バルニャーニ(トロント・ラプターズ時代)も、シュート力の高さが売りだった。
ただ彼らに対しては、「シュート以外は凡庸」、「実力以上に年俸が高い」など、批判的な見方も少なくなかった。その点、今季から21番で再スタートを切ったケビン・デュラントは超一流のシューターであるだけでなく、総合的な得点力やディフェンスも一級品。サンダーやゴールデンステイト・ウォリアーズではずっと35番だったが、ブルックリン・ネッツ移籍時に聖書で聖なる数字とされている7を背負うと決めた。
少し前まで7番の代表格だったのがカーメロ・アンソニー。デンバー・ナゲッツ時代は15番だったが、息子が3月7日生まれであることと、高校時代の背番号22から15を引くと7になるという2つの理由で、ニューヨーク・ニックスへの移籍を機に変えた。現在はポートランド・トレイルブレイザーズで00番だが、これは7番が実質的に欠番扱いになっているから。
背番号7の永久欠番はNBAでは3人いる。そのうち最も有名な選手はピート・マラビッチだろう。著名なガンマンの名を取って“ピストル・ピート”と呼ばれた天才的なシュート力と、驚異的なパスセンスを兼ね備えた、バスケットボール史上屈指のショーマン。
背番号23だったルイジアナ州大時代に平均44点をマークしたことを記念して、アトランタ・ホークス時代は44番をつけたが、ニューオリンズ(現ユタ)・ジャズに移籍後の1976年、プロ7年目という理由で7番に。結局この番号でプレーしたのは5年間だけだったが、ジャズで欠番になっているのはもちろん、プレー経験のないペリカンズでも欠番扱いとされている。いかにマラビッチがニューオリンズおよびルイジアナ州で英雄視されているかがわかるだろう。
マラビッチのように、7番にはシュートの上手い選手が多い。79年にクリーブランド・キャバリアーズを退団した際、欠番第1号となったビンゴ・スミスも、“レインボー・ジャンパー”と称されたジャンプシュートの使い手だった。80年代前半のデトロイト・ピストンズで活躍したケリー・トリピューカは、欠番になる前のジャズとホーネッツ(現ペリカンズ)で7番。
近年ではラシャード・ルイス(シアトル・スーパーソニックス=現オクラホマシティ・サンダー時代)、ベン・ゴードン(シカゴ・ブルズ時代など)、JJ・レディック(オーランド・マジック時代)、アンドレア・バルニャーニ(トロント・ラプターズ時代)も、シュート力の高さが売りだった。
ただ彼らに対しては、「シュート以外は凡庸」、「実力以上に年俸が高い」など、批判的な見方も少なくなかった。その点、今季から21番で再スタートを切ったケビン・デュラントは超一流のシューターであるだけでなく、総合的な得点力やディフェンスも一級品。サンダーやゴールデンステイト・ウォリアーズではずっと35番だったが、ブルックリン・ネッツ移籍時に聖書で聖なる数字とされている7を背負うと決めた。
少し前まで7番の代表格だったのがカーメロ・アンソニー。デンバー・ナゲッツ時代は15番だったが、息子が3月7日生まれであることと、高校時代の背番号22から15を引くと7になるという2つの理由で、ニューヨーク・ニックスへの移籍を機に変えた。現在はポートランド・トレイルブレイザーズで00番だが、これは7番が実質的に欠番扱いになっているから。
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