現地アメリカでも日本人選手の台頭は一目置かれているようだ。
米メディア『LWOS』はNBAで活躍中の八村塁と渡邊雄太を取り上げ、日本バスケの未来は「正しい方向に向けて多くのポジティブな要素がある」と伝えている。
同メディアはまず八村について、日本人として初めてドラフトでNBA入りし、「すぐにNBAでその名前を知らしめた」と紹介。1試合平均13.5得点、6.1リバウンド、1.8アシストという成績を残し、日本人として初めてライジング・スターズ・チャレンジやNBAオールルーキーチームに選出されるなど、充実した1年目を振り返った。また2年目の今季は3ポイント成功率を3割に乗せ、成長を見せていると報じた。
八村のインパクトは、チームメイトにとっても大きいものだったようだ。昨季までウィザーズに在籍していたジョン・ウォールは、チームメイトだったブラッドリー・ビールと自分、そして八村の3人が「間違いなく必要」と口にし、同メディアは「ウォールのようなオールスター選手が八村を話題にするのは大したものだ」と称賛している。
一方、もうひとりのNBAプレーヤー渡邊雄太については、今季の成長と、そのハードなプレースタイルを評価。過去2シーズンはグリズリーズでプレーしていた渡邊だが、NBA2年目の昨シーズンは、1年目よりプレータイムが半減し、平均得点、平均リバウンドも軒並み減少していた。しかし、ラプターズでの今季は「とても大きく前進している」という。出場試合数はすでに過去最高で、ここまでの平均得点と平均リバウンドもキャリアハイを記録している。
ラプターズのヘッドコーチ、ニック・ナースは、渡邊についてこう語る。
「彼はいい意味で少し取り乱しながらプレーしている。なぜならいつもハードにプレーしているからだ」
先日アンソニー・エドワーズのダンクに下がらず向かっていき、話題を呼んだ渡邊だが、その気迫のこもったハードワークは評価されているようだ。
世界最高峰のリーグで日本人が存在感を示し始めている状況で、同メディアは日本代表チームの今後にも言及している。東京オリンピックはもちろん、2023年に控えるワールドカップもフィリピン、日本、インドネシアで共催となるため、日本バスケを盛り上げるには願ってもない機会。このタイミングで八村や渡邊がNBAで台頭していることは、大きな追い風になる。
「レガシーを作り、(オセアニア勢を除いて)今後数年にわたりアジアナンバー1の地位を確立するチャンスが日本にはある」
男子バスケがアジアでナンバー1になったのは、1971年のアジアカップ優勝が最後。97年の準優勝以降はアジアカップの表彰台にも届いていないが、この大きなチャンスを掴めるだろうか。本場で認められたその実力で、地元開催の好機を生かしたい。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】攻守でアグレッシブに躍動!2年目もNBAで大活躍"八村塁"の厳選ショット!
米メディア『LWOS』はNBAで活躍中の八村塁と渡邊雄太を取り上げ、日本バスケの未来は「正しい方向に向けて多くのポジティブな要素がある」と伝えている。
同メディアはまず八村について、日本人として初めてドラフトでNBA入りし、「すぐにNBAでその名前を知らしめた」と紹介。1試合平均13.5得点、6.1リバウンド、1.8アシストという成績を残し、日本人として初めてライジング・スターズ・チャレンジやNBAオールルーキーチームに選出されるなど、充実した1年目を振り返った。また2年目の今季は3ポイント成功率を3割に乗せ、成長を見せていると報じた。
八村のインパクトは、チームメイトにとっても大きいものだったようだ。昨季までウィザーズに在籍していたジョン・ウォールは、チームメイトだったブラッドリー・ビールと自分、そして八村の3人が「間違いなく必要」と口にし、同メディアは「ウォールのようなオールスター選手が八村を話題にするのは大したものだ」と称賛している。
一方、もうひとりのNBAプレーヤー渡邊雄太については、今季の成長と、そのハードなプレースタイルを評価。過去2シーズンはグリズリーズでプレーしていた渡邊だが、NBA2年目の昨シーズンは、1年目よりプレータイムが半減し、平均得点、平均リバウンドも軒並み減少していた。しかし、ラプターズでの今季は「とても大きく前進している」という。出場試合数はすでに過去最高で、ここまでの平均得点と平均リバウンドもキャリアハイを記録している。
ラプターズのヘッドコーチ、ニック・ナースは、渡邊についてこう語る。
「彼はいい意味で少し取り乱しながらプレーしている。なぜならいつもハードにプレーしているからだ」
先日アンソニー・エドワーズのダンクに下がらず向かっていき、話題を呼んだ渡邊だが、その気迫のこもったハードワークは評価されているようだ。
世界最高峰のリーグで日本人が存在感を示し始めている状況で、同メディアは日本代表チームの今後にも言及している。東京オリンピックはもちろん、2023年に控えるワールドカップもフィリピン、日本、インドネシアで共催となるため、日本バスケを盛り上げるには願ってもない機会。このタイミングで八村や渡邊がNBAで台頭していることは、大きな追い風になる。
「レガシーを作り、(オセアニア勢を除いて)今後数年にわたりアジアナンバー1の地位を確立するチャンスが日本にはある」
男子バスケがアジアでナンバー1になったのは、1971年のアジアカップ優勝が最後。97年の準優勝以降はアジアカップの表彰台にも届いていないが、この大きなチャンスを掴めるだろうか。本場で認められたその実力で、地元開催の好機を生かしたい。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】攻守でアグレッシブに躍動!2年目もNBAで大活躍"八村塁"の厳選ショット!