NBA

八村塁は通算1000得点到達も、初の0リバウンド。ウィザーズはシクサーズに完敗し後半戦2連敗…〈DUNKSHOOT〉

秋山裕之

2021.03.13

本日の試合で通算1000得点を達成した八村だが、キャリア初の0リバウンド。チームもシクサーズに完敗し、後半戦2連敗となった。(C)Getty Images

 3月12日(日本時間13日、日付は以下同)、ワシントン・ウィザーズはホームのキャピタルワン・アリーナでフィラデルフィア・セブンティシクサーズを迎えた。

 ウィザーズは、13試合連続でラッセル・ウエストブルック、ブラッドリー・ビール、ギャリソン・マシューズ、八村塁、モリッツ・ヴァグナーがスターターとして登場。

 一方、イースタン・カンファレンス首位の25勝12敗(勝率67.6%)のシクサーズは、安全衛生プロトコルにより司令塔のベン・シモンズを欠くなか、セス・カリー、マティス・サイブル、ダニー・グリーン、トバイアス・ハリス、ジョエル・エンビードが先発を務めた。

 この試合、主にハリスとマッチアップした八村は、第1クォーター序盤にサイブルのスティールに遭い、さらにファーストブレイクではエンビードにレイアップをブロックされるなどミスを連発。しかし、残り9分34秒にヴァグナーのスティールから自ら持ち込んでボースハンドダンクを叩き込む。

 続く第2クォーターでは残り1分15秒にフリースローを成功させ、NBA通算1000得点に到達。さらに終盤にはウエストブルックのパスからリング下で加点。2枚看板のビールとウエストブルックも2人合わせて前半で26得点をマークした。
 
 だがウィザーズはディフェンスが不発。エンビードに前半だけで19得点、5リバウンド、2ブロックを許し、リバウンドでも16-28と大差をつけられてしまい、53-63の10点ビハインドを背負う。

 後半に入ってもカリー、ハリス、グリーン、サイブル、そしてエンビードとバランス良くショットを沈めるシクサーズの前にウィザーズは点差を縮められず、終わってみれば101-127と、一度もリードできずに完敗。

 シクサーズは第3クォーター中盤にエンビードが左ヒザを痛めて途中退場。オールスターセンターが退いたことでウィザーズにもチャンスが巡ってきたが、ドワイト・ハワードとトニー・ブラッドリーが守備面で、攻撃面ではフルカン・コルクマズとシェイク・ミルトンがつないで相手に付け入る隙を与えなかった。

 ウィザーズではウエストブルックがゲームハイの25得点に8アシスト、ビールが19得点、ロビン・ロペスが10得点、5リバウンドを残すも2連敗。
 
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