NBA

【NBA】ウィザーズが延長戦を制して3連勝!“怪物”ザイオンと初対決の八村塁は終盤に守備でふたつのファインプレー!<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.04.17

ザイオン(左)と初対決した八村(右)。シュートは不発だったが、延長で好守を見せ勝利に貢献した。(C)Getty Images

 現地時間4月16日、ワシントン・ウィザーズはホームのキャピタルワン・アリーナでニューオリンズ・ペリカンズとの一戦に臨んだ。

 ウィザーズのスターターはラッセル・ウエストブルック、ブラッドリー・ビール、デニ・アブディヤ、八村塁、アレックス・レンの5人。対するペリカンズはロンゾ・ボール、エリック・ブレッドソー、ブランドン・イングラム、ザイオン・ウィリアムソン、スティーブン・アダムズが先発ラインナップに並んだ。

 この試合の注目ポイントは、ともに先発パワーフォワードとして出場する"日本の至宝"八村と"怪物"ザイオンのNBA初マッチアップだった。2人は2019年のドラフトでザイオンが全体1位を、八村が9位指名を受けた同期組。ともにルーキーイヤーだった昨季、ウィザーズとペリカンズはシーティングゲームで1試合を戦ったものの、その際はザイオンが欠場したため、初対決はお預けとなっていた。
 
 そしてついにコート上で対峙した2人。第1クォーター開始早々にボールのパスを受けたザイオンが強烈なダンクを叩き込めば、八村もウエストブルックとのピック&ポップからジャンパーをヒット。ペイントエリア内の平均得点がリーグ最多(20.0)のザイオンはその後も着実にインサイドでゴールを重ね、第1クォーターは6得点をマークした。

 対する八村は残り9分半、ファーストブレイクでアブディヤからのパスを受けダンク。残り5分にはミスマッチをついてカイラ・ルイスJr.を押し込みファウルを誘ったものの、フリースローは2本ともミス。八村自身は4得点、チームは30-29と1点リードで第1クォーターを終えた。

 第2クォーター、両選手ともギアを上げてくるかと思いきや、ザイオンは開始早々に立て続けにファウルを犯し、残り9分以降はベンチに。相手エース不在の隙をついたウィザーズは、ウエストブルック、ハウル・ネト、ダニエル・ガーフォードが得点を奪い、一時はリードを13点まで拡大する。

 しかしここから、前半だけで24得点と絶好調のイングラムを中心にペリカンズが反撃開始。残り10秒でアダムズが2本のフリースローを決め1点差まで迫ると、ブザーとともに放った八村の3ポイントはリングに嫌われ、62-61で前半を終えた。
 
NEXT
PAGE
延長で八村が好守を披露!