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【NBA】ウィザーズがシクサーズに連敗…八村塁は11得点、7リバウンドもチーム全体で3ポイント9.1%の大不振<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.05.27

シモンズらとルーズボールを争う八村。第1戦に続く2桁得点を記録したが、チームは連敗を喫した。(C)Getty Images

 5月26日(日本時間27日、日付は以下同)、ワシントン・ウィザーズとフィラデルフィア・セブンティシクサーズによるプレーオフ1回戦第2戦が行なわれ、シクサーズが120-95で勝利。第1戦に続く連勝で、シリーズ突破まであと2勝とした。先発出場した八村塁は26分間プレーして11得点(フィールドゴール4/6、3ポイント1/1、フリースロー2/3)、7リバウンド、1アシストを記録した。

 初戦から中2日挟んで迎えたこの試合、ウィザーズは初戦と同様、ラッセル・ウエストブルック、ブラッドリー・ビール、ハウル・ネト、八村、アレックス・レンの先発ラインナップ。対するシクサーズはベン・シモンズ、セス・カリー、ダニー・グリーン、トバイアス・ハリス、ジョエル・エンビードの布陣で迎え撃った。

 先手を取ったのはホームのシクサーズ。シモンズがゲーム最初の得点をあげると、ハリス、エンビードらも軽快に得点を重ね、主導権を握る。開始4分半には早くも先発全員得点をマークしたほか、第1クォーター終盤にはシモンズが連続得点をあげて35-24で最初の12分間を終えた。

 一方のウィザーズは八村が開始32秒にチーム最初の得点をあげるも、直後にルーズボールファウル、7分41秒に2つ目のファウルを取られ、早々にベンチへ退くことに。それでも第2クォーター序盤にコートに戻った八村は、最初の攻撃でドライブからバスケットカウント、8分46秒には4点差に迫るジャンパーを成功。その後は一進一退の攻防が続いたが、前半最後に8-0のランを見せたシクサーズが71-57とリードして試合を折り返した。
 
 後半、巻き返したいウィザーズはビールのジャンパーで幕を開けるも、シクサーズの攻撃を止められない。第3クォーター残り7分にエンビードに3ポイントを決められると、点差は20点に拡大。同クォーター4分56秒に八村の3ポイントなどで何とか食い下がるが、差を縮められないまま最後はブローアウト。残り7分58秒にビールと八村をベンチに下げ、文字通り完敗を喫した。

 最終的に25点差で大敗したウィザーズは、ビールが両軍最多の33得点をあげるも、ラッセル・ウエストブルックはフィールドゴール10本中2本の10得点、6リバウンド、11アシスト止まり。八村はダニエル・ガーフォードと並ぶチーム2位の11得点に加え、同1位の7リバウンドを記録したが、チームで22本放った3ポイントはビールと八村による2本のみ、成功率9.1%と大不振。さらにウエストブルックは第4クォーター序盤に足首を痛めてしまい、次戦以降への影響も懸念される。

 対するシクサーズはエンビードとシモンズが各22得点、ハリスが19得点と主軸が期待通りの活躍を見せたほか、チーム全体でフィールドゴール成功率55.7%と盤石の勝利。ウィザーズのホームに舞台を移す第3戦は、29日に行なわれる。

構成●ダンクシュート編集部
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